君との奇跡。1stSeason* Yuto.N (ページ17)

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裕翔side

課長の件はビックリしたよ。笑

でもね、Aが「好きな人居るの？」って聞いたから、

少しはアピールしたよ？
でも、さっきからテンション低いんだよね。

お昼、ステーキ屋さんに入って俺が頼んだやつ
一口あげてもいつもなら「やった！ありがと！」って無邪気に笑うのに
「ありがと。」って真顔で言うんだ。

店を出てから思いきって聞いた。

裕翔「なんかあった？テンション低いじゃん。」

『ん？いやいや、別にないよ！てかこの服、裕翔に似合いそう！』

そう言って目の前にあった半袖で薄手のジャケットを俺に当てる。

俺はその服を取った。

。

裕翔「嘘ついてんの丸分かり。笑俺、分かんだからね。ホントのこと言ってみなよ。俺、怒ったりとかしないもん。」

そう言うとAは下を向いて
小さく呟いた。

．

『裕翔に、、彼女が出来たらさみし、、な、って。』

裕翔「え！？なにそれ！可愛い！ねぇ！もしかしてヤキモチ？ねぇ、やきもち？ねぇねぇ！」

『うるさーい！ほら！行くよ！もー！』

顔を真っ赤にして先を急ぐA。

裕翔「好きだよ。」

俺は小さくその場で呟いて
Aを追いかけた。