チェッカーに会ったら一発フルボッコだドン！にしよう〜僕は三浦ハル〜

ハルは髪を下ろした方が好み ページ25

カコー…ン

京子「お兄ちゃん達昨日はカップ麺みたいだったけど…今日は栄養のあるもの食べてるかなァ…？」

風呂で京子ちゃんが呟く。
カップ麺ってあくまで保存食だし、
栄養価は決して高いとは言えない。
前世ではよくお世話になってたけど。

貴女「まず絶対無理だろうね。料理できんの山本ぐらいだし、山本も寿司しかできなさそうだし。
寿司するには今超新鮮な魚ってなかったはず」

僕も風呂に浸かってる双子を横目に髪を洗う。
あ、シャンプー目に入った！痛ぇ!!←
寿司は鮮度が大事、これ常識。
確かアニメ版では寿司モドキ作ってたなー。

ビアンキ「貴女はツナ達がすぐに降参すると思っていたみたいね。私はそう簡単にいかないと思うけど…………」

いやービアンキさんナイスバデーですね。
同じ暗黒物質作ってる人でもこうも違うのか…

ビアンキ「理由は二つね。
一つは貴女に変わって欲しくないのよ。
秘密を知れば貴女は今までの貴女とは違う人間になるわ。それを恐れてるの。
気になる相手ならなおさらね」

ビアンキ、それ遠回しにあいつらの誰かが京子ちゃんを好きだって言ってね？

ビアンキ「気にならない人がいつまでも変わらないなんて、男の幻想にすぎないんだけどね」

でも気持ちはわかる。
僕もきょーちゃんには変わって欲しくなかった。
色んな意味で(主に純粋さと素直さと性格面)
今頃ツナ達はくしゃみしてんだろーな。
風呂に浸かると双子が寄ってきて、
僕の両膝に座った。

ビアンキ「もう一つは意地ね。
あの子達は女は男が護るものだと思ってるの…
貴女に禍々しい世界を見せないことにプライドを懸けてるわ」

ツマンネー意地で大切な人を亡くす気かよ。
僕ならそんなの御免だ。
秘密を知ってれば少なくとも自分で対策がとれる。兄が心配で無断で外出もなくなるだろう。
知らなかったら狼狽えるだろうな。
相撲大会で命が狙われるなんて…ってさ。
それに僕が前生きた世界では女の方がたくましかったぞー。女は男が護るものと誰が決めた!!

京子「……でも私だって力になりたい。
それを一方的に決める権利はお兄ちゃん達にはないと思う」

ビアンキ「その通りね。男は身勝手で不合理だわ…でも私達女の想像を越えて、
男はプライドに命を懸けるものなの」

あ、ビアンキあっち(想像)に行っちゃった。
ストーキングに命を懸けるゴリラとかいたよ。

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