なんか原作進む毎に平凡からかけ離れてる気がするのは気のせいではないはずだ〜僕は三浦ハル〜

良かれと思って行動しても裏目に出るのはよくある事 ページ49

時は進み、桔梗達が一般人であるとわかった。
しかし、この戦いは傷付いた人が多い。
それは裏社会に関われば当たり前の事だが、
まだ日が浅いツナ達に、それをわかれと言うのは酷だろう。今まで争いとは無縁の、平凡な日々を送ってきたのだから。

恭弥「………」

そして、大切なものを失うのも、裏社会に限らず、生きていれば当然の事である。
雲雀は、おしゃぶりと巾着を握り締めていた。
頬に一滴、涙が伝う。
ただ一人、護ると誓った少女。
自分達を護るため、命を落とした少女。
これで護れなかったのは何度目か。
また護れなかった。そして、これからも。
泣いていたのは、雲雀だけではなかった。
雲雀は信じたくなかった。嘘だと思った。

『愛してる、恭弥』

しかし、最期の最後で彼女が言い残した言葉が、耳から離れない。
あの、困った様な笑顔が目に焼き付いている。
いつもは幼い頃の名残で呼ばれていた。
こんな時だけ呼ばれた名前は、雲雀を絶望に叩き落とした。

「大ありに決まってんだろ、コラ!!!」

どこからか大声が聞こえ、おしゃぶりが光り始めた。そして、

「よくやったな、沢田!!コラ!!」

ラル「この声!!」

何人かは聞き覚えがある声だった。
アルコバレーノの復活である。
驚く者、喜ぶ者、涙する者
Aが命を捧げ復活させた五人は説明した。
白蘭の悪事は全パラレルワールドで抹消される。
マーレリングも、こんな事が二度と起きない様に、過去のマーレリングを封印する。
そして、封印のために、Aは命をかけたと。

風「彼女は命がけで、永遠の平和を作り、
友達を助けようとしたのです」

風はそう締め括った。
しかし、場の空気は依然として重いままだ。
代償が大き過ぎた。
見方によっては、原作より後味が悪い最後になったのだ。

恭弥「……A…」

雲雀は切に願った。
誰にというのもなく、ただただ願った。
『Aと一緒にいたい。
Aの笑顔が見たい。Aと話したい。
今度こそ護ってみせる。
だから
だからもう一度、Aに会いたい』

その願いを、聞いていた者がいた。
その願いを、待っていた者がいた。
その願いを、聞き届けた者がいた。


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「人間がコンピューターでピコピコ計算している内は、答え合わせなど無意味なのだよ」
ヴェルデが某ホクロのバスケのおは朝信者に見えた一言。

あっという間に続編、もうBRZ(車種)並のスピードだね→←君が僕である未来

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