なんか原作進む毎に平凡からかけ離れてる気がするのは気のせいではないはずだ〜僕は三浦ハル〜

武士道とは、友が為に死ぬる事と見つけたり ページ43

貴女「僕の場合は……ユニの様な立派な理由じゃないけど…
どうせノン・トゥリニセッテを浴びすぎたこの体じゃあ、もう…三ヶ月と持たない」

その言葉を裏付ける様に、僕の体に激痛が走る。
立っていられなくなり、座りこんでしまった。
ノン・トゥリニセッテを浴びすぎてしまっていた僕の体は、一時は安定していたものの、
激しい戦いにゴーストに炎を奪われた事により、
限界に近かった。

綱吉「A!!」

貴女「それなら…どうせ死ぬなら……
大切な、友が為に」

ユニに目を向け、ニコリと笑う。
侍の魂を持つ者として、最期はただ野垂れ死ぬより、友が為に死にたい。
いつの時代も諦め悪く生きていた自分には、
ぴったりの最期ではないか。
そう思えた。
ツナが白蘭を食い止めている間に、順調におしゃぶりへの炎の供給は進んでいた。
そのうち、ユニの炎が小さくなっていた。
愛しい人
初めて直面した死
それは、まだ幼いユニに恐怖を植え付けるには、充分すぎた。人間として当然の事だろう。

リボーン「どうした、ユニ？」

白蘭「もしかして、死を恐怖しているんじゃないのかい？」

リボーン「そんなはずねえ…と言いたいところだが、無いとは言い切れねえな…
アルコバレーノの姫と言っても、まだ子供だ…」

あれ、じゃあ特に恐怖していない僕は子供じゃない？いやいや、そんなはずはない。
精神年齢は三十路だが、心は永遠の十代である。

綱吉「いいんだ、ユニ!!何か他の方法を考えよう!!」

ツナの声にユニは首を横に振り、

ユニ「すいません、大丈夫…他の方法はないんです。皆さん…ありがとう」

再び炎の供給を開始する。
アルコバレーノには復活してもらわないと困る。
それには大空の全身全霊の炎が必要なのだ。虹の炎でも可能みたいだけど。

貴女「馬鹿、考えてる時間も余裕もないっての」

僕もまた、炎を大きくする。
モゾッと手に握る藍色のおしゃぶりに違和感を感じ、覗くと、見慣れたフードが出ていた。
よかった、遅れていた肉体の再構成も追い付いた。さて、行くか……。
そう立ち上がった瞬間、全ての匣兵器の炎を集めたアルフィンが、バジルと共に結界へ突っ込んだ。

バジル「くそっダメだ!!一時的な、小さなキズしか与えられない!!」

おい待てや。原作より炎あるのになんでそんだけなんだよ。まあ、一旦置いておこう。

願いつーもんは叶わないから願いであって、夢は叶う可能性が少しでもあるから夢である→←したい事して生きたいように生きて死にたいように死ねたらそれは幸福な人生

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