なんか原作進む毎に平凡からかけ離れてる気がするのは気のせいではないはずだ〜僕は三浦ハル〜

銃は初心者が扱うと脱臼と鼓膜が破れる程の銃声でノックアウト ページ32

貴女「くぅ………くぅ……………んんっ」

ああ、夢か……またずいぶん懐かしい夢を。
のぶちゃんと友達になった時のか……。
友達になろうと言えば友達になれるか。
答えはNOだ。友達ってもんはいつの間にかなってるもんだ。僕はそう思う。
まあ僕とのぶちゃんの場合、組織が対立してたからああでもしないと友達になれなかった。
悔いはない、本当にいい親友を持てた。

入江「僕だって君達の様な野蛮人とまた一緒になるとは思ってもみなかったよ!!」

仮眠はとれたし、体も回復した。
木の上で寝るのはいささかスリリングだが、
落ちなかったし問題ない。

野猿「んだてめー!!アニキに喧嘩売ってんのか!?」

眠い…もう少し寝よう。どうせこの先は『知ってる』んだし…。
いつも持ち歩いてるアイマスクをもう一度被る。
………が、少々外野がやかましいな。

ズガン！

全員「「「…………」」」

貴女「やかましい猿共が。人が寝てんだから
ちったぁ静かに出来ねぇのか？
それとも何か？てめーらの脳ミソにはそんな簡単な事も詰め込まれてねぇのか？
こちとら戦闘で疲労してんだ労る事も覚えろ低脳が。ギャーギャーうるせぇんだよ。
今度騒いだらこいつで脳ミソぶち抜く」

銃をチラつかせて脅s…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ頼む。
するとどうだろう、一気に静かになった。
しかし悲しい事に、眠さでいっぱいだった僕の頭は銃声ではっきり目覚めたようだ。
ちくせう……。
目覚めたもんは仕方がない、木から降りて
ユニの方に向かう。

ユニ「すいません、Aさん…」

貴女「ううん、ユニが謝る事じゃないよ。
仮眠ならもうしっかりとったからね」

弥生「マミーだいじょうぶ？」

貴女「うん、大丈夫」

よかったぁ、とニコニコ笑う僕の天使。
うっかり鼻からケチャップが出そうになったが耐えた。弥生と二葉を愛でながら、
ユニとラルの会話に耳を傾けた。
衰え…僕も他人事ではない。
今はこんなナリをしてるが、前世の記憶も持ってる、心はおばちゃんだ。
そして人は忘れる生き物だ。
………もうこの前世で得た知識も頼りにしない方がいいかもしれない。しかし頼りにしないといけない時もある訳で。
この件は保留にしよう。

ユニ「私はもう逃げません」

今は、目の前の問題を片付けよう。
……悩むのは、その後だ。

ユニ「それだけは昔からずっと分かっていたんです……ここが白蘭との最後の戦いの場所になる事が…明日…
夜明けと共に始まる戦いで全てが終わります」

開戦ののろしが上がった。

十年経っても変わらないもの、それは……時計です→←親友、心友、魂友

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