会議 ページ10
10.会議
その数日後。
私は兼定と共に現代に戻っていた。
「審神者の会議?」
「そう。全ての審神者が集まって、新勢力が現れた時とかに対処法を考える」
「へぇ」
こいつ興味ねぇな、と思いつつ防衛省内の会議室に入る。
そこにはそれぞれ近侍を連れた沢山の審神者がいた。
ちくちくと視線を感じるのを無視して、自分の『山城国支部 審神者様』のプレートが立つ席に向かう。
「兼定は後ろで待機ね」
「わかってる」
私は椅子の背もたれに身体を預けてため息をついた。
あっちにも和泉守兼定がいる。「主」と呼んで屈託なく笑う和泉守兼定が。
土方歳三に似ているから嫌いだと、兼定は言ったけど。似るのは当然だ、私だって土方なんだから。
そりゃ、たとえ兼定が認めなくても私がこいつの主であることには変わりないし、絶対に認めさせてみせるという思いはある。
でも、心のどこかで思ってしまうのだ。
私がただの審神者だったら、と。
もう1度、他の本丸の和泉守兼定を見る。
あぁ、イライラする。煙草が吸いたい。
「なんでここ禁煙なんだよクソ…」
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切れかけミサンガ(プロフ) - 孤縷さん» うわっ本当だバカがバレてますね…ご指摘ありがとうございます、他にも何かあれば仰ってください! (2018年1月29日 19時) (レス) id: 7b9e52a361 (このIDを非表示/違反報告)
孤縷 - あの…15ページで、1日に10本なら1ヵ月では300本ではないでしょうか。一年でも3600本になりますし。なんか偉そうにすみません。続編でも頑張ってください! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 6e76e80232 (このIDを非表示/違反報告)
切れかけミサンガ(プロフ) - *posu*polejumpさん» 有難うございます!少しだけお待ちください_(:3 」∠)_ (2018年1月29日 6時) (レス) id: 7b9e52a361 (このIDを非表示/違反報告)
*posu*polejump(プロフ) - 続編頑張ってください!! (2018年1月28日 18時) (レス) id: 43ac6ebefc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:切れかけミサンガ | 作成日時:2017年12月27日 11時