【ハリーポッター】エルシャール家の愛し娘は -2- (ページ10)

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ストーリー　-52- ページ10

朝起きるといつも以上に寒くミサキは布団の中から出ることをためらった。

渋々と部屋から出て大広間に向かうとハリーとロンに会った。

「二人ともおはよう。」

「あぁ、ミサキおはよう。なぁ、聞いてくれよ。」

ロンはそう言うと自分の隣を開け、そこを叩いた。

ミサキはそこに座り、ミルクを一口飲んだ。

「ハリーが面白い鏡を見つけたんだ。」

「そうなのハリー？」

「あぁ、僕の家族がたくさんいたよ。」

「君のママとパパに会いたいよ。」

ロンは意気込んだ。

「僕は君たちの家族に会いたい。ウィーズリー家の人やエルシャール家の人に。他の兄さんとか、みんなに会わせてくれるよね。」

「いつだって会えるさ。そうだ、二人とも今度の夏休みに家に来ればいいんだよ!」

「それ素敵!!……でも、フラメルを見つけられなかったのは残念。」

ミサがそう言うとロンも頷いた。

「全くだよ。なぁ、ハリー。ベーコンかなにか食べたら?なにも食べてないじゃないか。」

「え、そうなの?どうしたの?」

二人はそう言うがハリーは聞いていなかった。

「大丈夫?なんか様子がおかしいよ?」

「ん?……あぁ、大丈夫。それよりミサキ。君もいく?」

「いや、良いよ。私はついてかない。」

「そっか…分かった。」

ハリーはそう言うと無言で立ち上がり、大広間を出た。

ミサキとロンはハリーがおかしいことに気づいたがまだ底まで気にしていなかった。