【ハリーポッター】エルシャール家の愛し娘は -2- (ページ32)

今日:23 hit、昨日:12 hit、合計:245,512 hit

ストーリー -73- ページ32

少しするとロンは本をどっさりと抱えて戻ってきて、テーブルの上に雑に置いた。

「ドラゴンだよ!」

少し低い声でロンはそう言う。

ミサキは手前にある本を1冊取ると題名を見た。

「イギリスとアイルランドと竜(ドラゴン)の種類ね〜…」

「初めてハグリッドにあったとき、ズーッと前からドラゴンを飼いたいと思ってたって、そう言ってたよ。」

「でも、私たちの世界じゃ法律違反よ。」

声を小さくして言うとハリーは驚いた顔をした。

「ミサキの言う通りだ。ワーロック法でドラゴン飼育は違法になったんだ。みんな知ってる。もし家の裏庭でドラゴンを飼ってたら、どうしたってマグルが僕らのことに気づくだろ。」

「どちらにしろドラゴンを手懐けるのは難しいわ。」

「本当にね、チャーリーがルーマニアで野生のドラゴンにやられた火傷を見せてやりたいよ…」

ロンは呆れたように言うと髪を撫でた。

「だけどまさかイギリスに野生のドラゴンなんていないんだろう?」

「うぅん、いるよ。」

ミサキがそう言うとハリーは少し目を輝かせた。

「た、例えば?」

「ん〜…ウェールズ・グリーン普通種とかなんとか諸島のブラック種とか?」

頭を必死に動かして言うと-ヘブリディーズ諸島-とロンが口出した。

「アイツらの存在の噂をもみ消すのに魔法省が苦労してるんだ。もしマグルがあいつらを見つけたら、こっちはその度にそれを忘れさせる魔法をかけなくちゃいけないんだ。」

ロンがそう言うと-ハグリッドは何を考えているのかしら-とハーマイオニーは不思議そうに呟いた。

「とにかく後で来てくれって言ってんだし…しばらくしたらハグリッドの所に行きましょう?それまでは勉強ね!」

ロンの教科書を叩いて言うとハリーとロンは渋々と返事をしてまた取り掛かった。

_________________________
ただいま、お待たせしました。
これから先頑張ります。
本当に長らくお待たせしてすみませんでした。