【ハリーポッター】エルシャール家の愛し娘は -2- (ページ29)

今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:245,495 hit

ストーリー　-70- ページ29

余韻に浸るかのようにフレッドとジョージは談話室のソファに座りながら楽しそうに話していた。

ミサキはそんな二人の間に挟まれて相づちをうちながら聞いていた。

すると不思議と徐々に周りに人が集まってきて、気づくと今グリフィンドールの寮にいる生徒は全員集まっていた。

楽しい会話に花を咲かせているとあっという間に時間は過ぎ、就寝時間になった。

「もうこんな時間なんだ。」

「あ!!私、明日の準備してないわ!!」

「僕は宿題してない…」

「もしかしてそれ…」

「魔法薬学…」

「それは大変だ！そんなことでスネイプに減点なんかされたくないから俺の見せてあげるよ。」

「ありがとう!!本当に助かるよ!!」

皆それぞれバラバラに部屋に戻っていった。

皆が見えなくなるとミサキは立ち上がった。

「私も戻るね?おやすみ、二人とも。」

「あぁ、おやすみ。ハニー。」

「良い夢を～。」

階段を上がり、部屋に戻るとそこにはハーマイオニーがいた。

ハーマイオニーはミサキを見るとハリーから聞いたという話をミサキにした。

賢者の石が本当にあるということ。

クィレルがスネイプから守っていること。

スネイプがクィレルを脅して手にいれようとしていること。

賢者の石が安全なのはクィレルがスネイプに抵抗している間だけということ。

ミサキは最初の話は信じられたが、それ以外はどこか胸に引っ掛かりを感じた。

ミサキの知っているスネイプはグリフィンドール生から良いように思われていないが、ミサキの中での印象は変わりつつあり、そこまで悪い人ではないと考えていた。

ハリー達に言うと大変なことになりそうなため行っていないが。

ミサキは着替えてベッドに体を滑り込ませるといつもより体を動かしたからか眠気が襲い、すぐに眠ってしまった。