【ハリーポッター】エルシャール家の愛し娘は -2- (ページ27)

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ストーリー　-68- ページ27

次の日の朝、ミサキは朝食をハリーたち三人、そしてフレッド、ジョージの六人で食べていた。

ミサキとハーマイオニー、ロンが美味しそうに笑いながら食べているのにたいしてフレッドとジョージ、ハリーの三人は無言のまま食べていた。

そして昼過ぎ、三人はハリーを更衣室の外で見送るとスタンドに戻った。

「ねぇ、ロン。杖持ってきた?」

「うん、ちゃんと持ってきたよ。」

二人が杖を確認しているのをミサキは横目に一声かけると最前列まで降りて席を探した。

やはり来るのが遅かったからか最前列は人でいっぱいだった。

-お姉ちゃんとの約束が守れない…!!-

慌ててミサキはもっとよく探そうと目を凝らすとひとつだけ空いている席を見つけた。

走ってそこに向かって座った後、手で髪や服を直した。

「ミサキよ、そんなに慌ててどうしたんじゃ?」

ミサキは声をかけられた方を見ると横にダンブルドアが優しく微笑みながらこちらを見ていた。

「ダ、ダンブルドア先生…!!実は、最前列で応援すると約束していて…」

「ほぉ…それは誰から?」

「お…アンジェリーナからです。」

「ふむ…」

「え、ど、どうされました?」

「……まぁ、よい。ほら、あちらを見なさい。」

ミサキはダンブルドアの示した方を見ると選手がグラウンドに入場をしているところだった。

「あ…!!は、入ってきてる!!」

「嬉しそうじゃの～…」

ミサキは選手の入場してきているのを身を乗り出した。

黄色のユニホームの入場した後に真っ赤なユニホームが入場してきた。

ミサキはそれを必死に探した。

すると、赤毛の二人が入ってくるのが見えた。

「フレ～ッド!!ジョ～～ジ!!」

ミサキは大きな声でそう言うと二人はその声が聞こえたのかどうか分からなかったが二人で顔を見合わせたあと、こちらに向かって大きく手を振った。

ミサキは自分に振ったのか分からなかったが手を振った。

選手が並ぶとスネイプが笛をならし、試合が始まった。