【ハリーポッター】エルシャール家の愛し娘は -2- (ページ23)

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ストーリー　-64- ページ23

ハーマイオニーがアレンジしてくれた髪はいつものハーフアップから左耳の下らへんで一本に緩く縛っていた。

縛るのに使った髪止めはアンジェリーナから貰ったリボンだった。

「どうかしら?」

「なんか…いつもの私じゃないみたい…」

首を横に振り、鏡で自分の姿を見るといつもとは違う新鮮な気持ちになった。

「いつもは綺麗っていう印象が強いけれど…今は可愛いわ。」

「お世辞でも嬉しい、ありがとう!!」

-お世辞なんかじゃないわ!-

ハーマイオニーはそう言いながら部屋から出ていったミサキの後を急いで着いていった。

ハーマイオニーはミサキを説得するように言うが、ミサキは軽くあしらった。

「だから!本当にとっても可愛いわ!!」

「はいはい、分かったから。」

「もう……」

ミサキとハーマイオニーはそんなやり取りを続けていると大広間についたようで少し早いが夕食の席に座った。

「やぁ、ハーマイオニー。」

「ハリー、ロン。早いわね。」

ハーマイオニーはハリーたちの方へ向かい、ミサキもその後ろをついていくように向かった。

「私もいるよ?」

「座るかい?」

「勿論!!」

ミサキはハリーの隣に腰かけた。

するとロンがなにかに気づいたようにミサキに話しかけた。

「ミサキ、いつもと雰囲気が違うね!」

「あ、ロン。気づいた?」

-ハーマイオニーにして貰ったの-

ミサキはハーマイオニーと-ねー-と言った。

「とっても可愛いよ!いつものミサキも綺麗だけど今のミサキは可愛い!」

「え、本当?まぁ、当たり前だよね?私だから!!」

ミサキはいつもの声とは違い、ふざけたような声で言うと意地悪そうに笑った。

四人が笑っているとミサキは後ろから頭を叩かれ、後ろを振り向いた。