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○ep.1○〜プロローグ〜 ページ1

『んっ、ぁぁっ、あぁっ、んぁっ』



部屋に響く彼の息づかいにベッドの軋む音。


聞きたくもない自分の淫らな声も2人だけのこの空間では自然と耳に入ってくる。



「っねぇっ、なんか今日ナカきつくね、?彼氏と喧嘩っ、?んっ」


『あっ、んっ、うるさ、いっ、んんっ、んぅ、んぁっ』



最初はためらっていたキスも今は自然とするようになっていた。



「集中、しろよっ、!」


『ぁぁあっ、、、!んっ、はっ、あっ、そこっ、だめっ、ぁっ』



彼と繋がった部分から体全体に熱が伝わり、思考を溶かす。


熱に浮かされながら頭のどこかで冷めている自分に気がついた。


俺らは所詮体だけの関係。それ以上でも以下でもない。まして俺には恋人がいる。


なのにどうして彼との出会いを思い出しているんだろう。


俺らの出会いは、サークルの飲み会だった。ーーーーー




「へぇー、ようたって意外とそっち系だったんだ。まぁ俺もだけど。」

『だっ、誰にも言うなよ、こんなこと。』

酒が回っていたのもあり、ポロッと口にした彼氏の話をうまく拾われてしまった。


「言わないよ。てか、ようちゃんでいい?呼び方!」


『勝手にして。』


「いえーい!ようちゃん、ようちゃん♪」



正直、面倒なやつに好かれてしまったと思った。今まで彼のようなタイプの人種とは


極力関わりを持たないようにしていたから、痛恨のミスをした、という感覚だった。



『はぁ、やべっ、ちょっと飲みすぎたかな』



体が熱を持っていて思考がままならない。完全に飲みすぎた。正直、眠い。



「ねぇ、大丈夫?彼氏に迎えに来てもらえば?」



『いや、いい。今アイツと会いたくない。』



まさにこのサークルの飲み会が原因で喧嘩しているときだったから、なんとなく会いたくなかったし、帰りたくなかった。


帰ってまた喧嘩になるのは嫌だったし、何より嫉妬した時の夜は必ずアイツの性癖を押し付けられてめちゃくちゃにやられるのが俺は嫌いだった。



「彼氏とうまくいってないんだ?喧嘩?」


『別に、君には関係ないでしょ、』


「図星だ。じゃあもしかしてさ、溜まってたりする?」


『はぁ!?』



あまりに唐突すぎる彼の質問は眠気も一気に覚めるほどだった。



「ふふっ、ようちゃん顔赤いけど?もしかして処女?かわいいなぁ」


『ちがっ、これは酒のせいでっ!!てか、せめて童貞かを聞けよ。』



やっぱりこのタイプの人種は苦手だと再認識した瞬間だった。



「ねぇ、ようちゃん。俺の___になってくれない?」ーーーーー

○ep.2○〜プロローグ〜→



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Michelle_***(プロフ) - ユカリさん» 更新頻度めちゃくちゃ落ちたし、これからも落ちるかもだけど最後まで絶対書くから!(ノω≦`)ノ。゚.o。許してクダチャイ。o.゚。 (2021年7月23日 23時) (レス) id: 9964de2053 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もう、好きです。 (2021年7月23日 23時) (レス) id: 99328e17b8 (このIDを非表示/違反報告)
Michelle_***(プロフ) - ユカリさん» ありがとぉぉぉおお(´;ω;`)更新頑張るね! (2021年4月10日 22時) (レス) id: 9964de2053 (このIDを非表示/違反報告)
Michelle_***(プロフ) - pるりさん» ありがとう!更新頑張るね! (2021年4月10日 22時) (レス) id: 9964de2053 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - うん、いい、好き (2021年4月10日 4時) (レス) id: 99328e17b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Michelle_*** x他1人 | 作成日時:2021年2月21日 23時

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