自分の気持ち ページ17
久しぶりの家
いつぶりやろ
家の臭い昔と変わってへんなぁ
綾がそんなこと考えてると思わんかった
東京に行っても綾のことどこかで考えてた
未練があったん？
ずっと好きやったん？
ほんだら剛さんは？
大阪に来たくない理由ってこれ？
綾のことが好きなのを気づきたくなかった？
わからへん
そうや
あの二人に相談しよ
一人で抱えていい結果が出たことはなかった
A今日時間ある?
島田あるよー!
宮原あるよーー!
A電話したい、
宮原いいよーー!
島田いいよー!
Aありがと!
島田今からする?
Aうちはいつでも!
宮原あいもいけるよ!
Aじゃ、かけるな
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
島田「もしもーし！」
宮原「もしもーし！」
A「久しぶりー」
島田「どうしたの？」
宮原「Aから電話したいっていうの
めずらしいじゃん！」
島田「なにかあった？」
A「あんな、」
全部話した
この二人になら
どんな事でも相談できる
A「ってことがあってん
自分でもどうしたらええかわからん」
島田「なるほどねー」
宮原「剛さんと綾に対する気持ち
考えたことある？」
A「ないかも、」
剛さんはうちの過去を忘れさせて
楽しい毎日を送らせてくれた中の一人
はじめて
このひととなら
ずっと
一緒にいれるって
おもった
それに対して綾は？
きまずい
昔と違うような気がした
でも、なんも変わってへんかったあの笑顔
それにきゅんってした
綾は無理やりうちのことを忘れようとしたけど
無理やったって言うてた
うちは？
うちは頑張って死にものぐるいで忘れた
いや、忘れてるつもりやった
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作者名：どーもと！ | 作成日時：2018年1月13日 19時
