【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ45)

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45.ユズの憂鬱、みかんの策略編ページ45

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『楽しかったねみかんちゃん』
｢……うん…幸せでした…｣

ぽやぁんとまだ夢見心地のみかんは先程岩木がとったクマのぬいぐるみを抱いている
『可愛いっていわれちゃったね』
｢～～～っうん！！｣

ナマエも吉岡に変な顔の猫のぬいぐるみをもらった
『ふふっこの猫ユズに似てる』
｢岩木くん…｣

｢ただいまー…｣『ただいま戻りました』
｢おっかえりぃ～！！どうだった？｣

『楽しかったです！みかんちゃんのお友達にあってぬいぐるみを取ってもらいました』

｢まぁ！！やっぱり綺麗にしていると得ねぇ！みかんアンタいつもそんくらいオシャレにしてたらすぐに彼氏の1人や２人できるのに！｣

がやがやと話しながら手を洗ったあとリビングへ行くとタチバナ父の姿。

『おじ様お邪魔します』
｢ほっほ楽しかったか？｣
『楽しかったです！…あれ、ユズは…』

｢あ！ナマエちゃん！ユズに見せてびっくりさせようよ！もうお風呂上がったみたいだし｣

パタパタみかんと脱衣場に向かったナマエ
｢ナマエちゃんがユズの彼女になってくれたらこんな素敵なことはないのにねぇ｣

｢ユズヒコももう大人だ。そってしといてやれ｣

｢そうねぇ…｣

｢にひひっ入るよ？ナマエちゃん｣
『うん！』

お風呂から上がったユズが服を着て自分の部屋に入り仰天する｢は?!なんでナマエが…｣

『似合う？』
｢にっにっにあってるけど…ちょっと露出…｣

『今日のテーマは女教師と生徒のイケナイ恋です』
｢ねぇちゃんだろ!?ナマエに余計なこと教えんなっていつも言ってんのに！！！｣
｢いやーごめんごめんつい。｣

こめかみに青筋を立てユズがでてけー！とみかんを追い出した。バタンっと閉じたドアにぽつんと残されたがナマエ

｢お前はこれきろ～！｣『みゃぶっ』
投げられたパーカーを顔でキャッチしたナマエにユズが姉ちゃんから余計なこと教わるな！とお怒りの様子でナマエを叱った

『だって～…』
｢なんだよっ?!｣

『ユズったら全然なんにもしてこないから…こういうのが刺激になるってみかんちゃんが…』
｢っ～！！｣

『ユズ、しよ？』
胸を寄せ上目遣いから目を閉じキスを待つナマエをわなわなと赤い顔で見つめ肩に手を置いたが結局

｢っ！！～～～うわぁあぁあぁ！｣

叫びながら姉ちゃんナマエに余計なこと教えるなって言ってんだろー！と出ていってしまった

『失敗』
｢先は長そうだね｣