【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ42)

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42.タチバナ姉弟の幸福ページ42

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びしょびしょだ！早く入って！とみかんとユズを家に入れみかんにシャワーを浴びせユズにはバスタオルを渡した。
みかんには自分のピケの上下セットと下着を用意し、ユズには自分のオーバーサイズのパーカーと予備の下着を用意し順番にシャワーを浴びてもらった

『紅茶入れるね？岩木くんも飲む？』
｢貰うよ｣

キッチンでナマエがお茶の準備をしている中、岩木、みかん、ユズの3人取り残される

｢タチバナさん傘もささずに大丈夫だった？｣

｢うっうんほんとにぃ！びっくりだよ！！岩木くんは、あの…どうしてナマエちゃんの家に…｣

ユズとみかんが内心めちゃめちゃ気になっている事をなんでもない風を装いながらみかんが聞く

｢参考書を買いにショッピングセンターに行ったんだけど売り切れててさそこでナンパされてこまってたナマエちゃんに合ってカフェでお茶して、ここまで送ってきたんだよ｣

｢へ、へぇ～そうなんだ(半分くらい知ってますぅ)｣

｢ナッナンパ!?｣
｢君がユズくんだね。ナマエちゃんカフェでも君の話ばっかりしててさ…｣
｢え…｣

ちょうどそこでお茶を入れたナマエが戻ってくる
『ユズくんがなぁに？』

｢ナマエちゃんがユズ君のことを大好きだって｣

『岩木くんはお兄ちゃんみたいで優しくて好きだけど…特別なのはユズだけだもん』
｢っは…｣

『あ、あと！』
目を開いて息を止めたユズ。ナマエはみかんの方を向いてパチンっとウィンクした

『もし彼女が出来たら動物園でダブルデートしてもらうの。デートプランは岩木君が考えてくれるって』

｢可愛い妹分と彼女の為に頑張って考えるよ。｣
｢っは…｣

今度はみかんが目を見開き固まった。

『今日はね、ユズとみかんちゃんと一緒食べたくて限定のチョコレートを買いに行ってたの！
ごでぃぱーのチョコレート！岩木くんには助けてもらったお礼もあるし、皆で一緒に食べよ！』

ナマエが袋から取り出した缶には沢山のチョコレートが入っている。これが何味でこれが好きな味でとかなんやら一生懸命話すナマエを妹を見るように微笑ましそうに見ている岩木

『次はみかんちゃんとユズくんも一緒に
美味しいスコーン食べにいこうね岩木くん！』

｢そうだね。ね？タチバナさん｣
『ね？ユズくん！』

｢｢…うん｣｣