【あたしンち】おれンちユズは転校生に恋をする (ページ17)

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17.丸野丸見という女性ページ17

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おはよーおはよー次々クラスに生徒が登校してきて席につきHRまで談笑で時間を潰す。普段どうりユズ、藤野、ナスオでくだらなし話に花を咲かせる
最近見たテレビとか、好きな女優とか

｢(ナマエちゃんまだ来てないな)｣

｢それでさぁー立花！うちの母ちゃんが髪切ったらしくて、どう？って聞いてくんだよ～だから前の方が良かったって言ったら大目玉でさぁ…｣

｢あぁ…どう？って聞かれても困るよね｣

｢うちの母ちゃんも良くパーマあてたのどう？って聞いてくるからいいんじゃない？って言ったら小遣いくれたぜ？｣

｢｢うっわ！まじか！！良いなぁナスオ｣｣

ざわざわざわざわ

｢なんか、廊下うるさくねぇ？｣
｢ハラセンが髪切ってきたんじゃね？｣
｢そりゃざわざわすっぺー？笑｣

あははははっ
ユズの前で腹を抱え笑っていた藤野、ナスオがﾋﾟﾀｯと黙り固まった。｢？なんだ？どうした？｣
藤野が後ろを指さした、た、た、た…と口を震わす横でナスオの目がハートになった

『おはよう！藤野くんナスオくんユズくん』
｢あ、ナマエちゃん、おは……ょ…ぅ｣

｢あ、ナマエちゃん髪を切ったのだ｣
｢おはようナマエちゃんかわいー！｣

『ありがとうゆりちゃん！里奈ちゃん！肩まで切って、後はおまかせでって言ったらパーマもあててくれて…化粧品も買ってみたの…まだ不慣れだけど』

じゃあ私が教えてあげるよ～！と安藤の声に是非お願いしますと伝え最近流行っているマスカラや、おすすめの服についても教えてもらう。里奈ちゃんはオシャレさんだから物知りだなぁ…

『今日初めてビューラーしてみたんだけど、どうかな？…透明のマスカラ液探すの大変だったよ』

｢うんバッチリ！あーまつ毛が金色だとそうなるのか｣

『ふふふっ思い切ってショートにしてよかったぁ…
慣れないけど化粧水とか化粧品も色々買ってもらっていま勉強中なの！リップも買ってもらっちゃった』

長いハニーブラウンの髪を後ろでお団子に結んでいたナマエは、長い髪を肩までバッサリ切り緩くパーマをかけ今まで手を出したことの無いビューラー、マスカラ、色つきリップなどを試した

ユズはね丸野丸見っていうグラビアが好きなんだよ

丸野丸見さんについて調べるとピンクや紫の水着を着たパッチリお目目の年上な女優さんだった

『(今日から私もピンクや紫が似合うお淑やかな女性を目指すの)』