27.変身 ページ29
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連れてこられたひまわりを見つけ、走り出して取り返してやりたかったが、1人では無理だ。ぐっと堪える。必ず、必ず取り戻す。
そして背が高い男、ヘクソンのクソ野郎の浣腸からは、あのムキムキマッチョことサタケがひまわりを守ってくれ安心した。
あんな感じのやつだが、子供が好きで元ベビーシッターらしい。ひまわりを本当に可愛がってくれていたので少し安心した。
そして浣腸の必要もなく無事ひまわりから珠が出たことを、先輩のホステス達から知らされた
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マホ「もうすぐジャークが復活する。
邪魔者は下で始末するぞ。赤ん坊とオカマ共もつれてこい!人質くらいにはなるだろ。」
「「「「「はい!」」」」」
暗かった部屋がバッっと明るくなったそこには
鉄パイプをもったローズ、ひろし、みさえ、グロリア、しんのすけの姿がありひとまず安堵した。
(にいさん達と合流できてたみたいだな、)
ひまわり「たぁーいたあーい!!」
「「「ひまわり!!!」」」
「ラベンダーレモン!」
「おっと、そのまま。もうすぐ屋上でジャークが復活する。それまで大人しくしてな、このガキを返してほしければな」
ひまわりを指先でつまみ上げ乱雑に扱うマホに、
ひまわりが泣き出す
「人質は私たちだけで十分よ!」
「その子は返してあげて!」
「だめよ!!」
あのマホって女、後で顔面の原型が変わるくらいボコってやる…。とAがサングラスの下からマホを睨みつけていると、サタケがひまわりを連れ、無事みさえ達の所へ返したのが見えた。
『ひまわり…よかった…』
「おいチーママ。お前が言った通り俺この仕事向いてねーな。悪いことより良いことした方が気持ちいいや」
「そうかい、裏切るんだな……
だったらテメェも一緒に始末してやるぜ!!おい!」
いよいよ出番か…上手くやるぞ。レモンさんとラベンダーさんを助けるんだ
ドラムの音が響きカーテンの中でマホが着替える。
「はっ!」と掛け声とともに降りたカーテンの中から赤いレオタード姿のマホが現れた。
しんのすけ/ひろし
「「おぉ〜〜〜〜!!!」」
「あなたあ!!」
「たあ!」
「「あ」」
(あいつらぁあ………)
マホに興奮するしんのすけとひろしに、みさえ、Aのこめかみがピキっと音を立てた
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作者名:たまき | 作成日時:2021年3月13日 16時