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二人で一部屋 ページ4

「……何を今更、だそうよ」
「殺戮より幽霊怖がるとか変わってるね」
「魔法があるんですから幽霊もいますよ」
「お前にゃサリーが憑いてるだろうが」
「うわぁぁぁぁ、もうお終いだ、
僕は幽霊に取り憑かれて死ぬんだぁぁぁ!」
「……聞いてないな」
何をそんなに怖がるんだろうか。
境乱を除く全員がそう思った。
「……じゃあ、キョーは放っといて、
早く宿行こっか、皆。」
「えっ」「可哀想よ、家建てる?」
「万が一の事もあるしな」
「違う違う。家建ててたら、
サリーが余計疲れちゃうでしょ。
それでね、こしょこしょ……」
「分かりました」「なるほどね」「OK」
Aが耳打ちすると、
皆がAに付いていく。
「……ぇ、置いてくの!?待ってぇぇ!」
「計画通りだよ」
「でも恐怖しすぎて血眼ね」
「もうもはや幽霊よりお前のが怖い」
「そうだね」「同意です……」
四人ははぁと溜息をついた。
「……行こっか」
そして、A達は宿に向かった。


「のわっ!?」
「ちょっと目瞑ってなさい」
宿屋の受付で、サリーが境乱の目を隠す。
問題のデコイが置いてあるからだ。
「なななな何!?
ももももしかしてサリーじゃないのっ……!?
あああもう終わりだ攫われるぅぅ!
デコイの怨念で殺されるーっ!」
「ちょっと黙れないかしら」「うっ」
サリーは境乱を気絶させた。
こんな状態で話し合いは無理だ、
そう判断したのだろう。
「サリーナイス」「ナイス」「ふう」
「じゃあ適当に部屋選びましょう」
サリーは境乱を抱え、
すたすたと階段を上る。
三人はそれに付いていく。
「私とキョーはここで」
「じゃあ私とサンズは此方!」
「何かあったらすぐ呼んでね」
「そっちこそ」
「じゃあまた後で」
「後でねー」


「疲れたぁ」
「主にキョーのせいでな」
私達は一緒のベッドに寝転がる。
別に怖いわけじゃないんだけど、
サンズと私は恋人だし……
一緒の部屋でもいいよね?
突然の殺戮、私もプレイヤーだって仮説、
また出てきた創造者についての話……
そういうののせいで全然甘えられなかったし!
「サンズー」
「何だ?」
「好きー」
「俺は愛してる」
「同じじゃんかー、あははー!」
私は自然と笑顔になった。
「サンズって皆を笑わせるの得意だよね!」
「お前もな」
「えー、私はダジャレとか言わないよ?」
私がそう言うと、サンズがくつくつと笑う。
「……そうだな、分かんないか。」
「え?」
「なんでもない」
「ホント?」
「いや、ホントに大した事ないさ。」

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設定タグ:Undertale , Sans   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:misaki66666 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/adadgjgj/  
作成日時:2019年4月5日 19時

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