皆のLOVE、永久の決意を。 (ページ2)

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LORD ページ2

「でもA、平和派も話はするのよね。」
「じゃあそうしようか？」
「……むう」「Aが言うなら仕方ない」
私が殺す派に言うと、不満気ではあるものの、
分かったという風な返答が返ってきた。
「……サンズ、変わったね」
キャラがサンズを呆れたような視線で見てる、
もうなんというか、シュール……
「お前のせいで心がズタボロになったんでな」
「……皮肉のつもりか、だって」
「ちょ、STOP！」「何やってんのよ……」
喧嘩になりそうなのを私とサリーが止める。
「……まあ、取り敢えず。
土地を確保しとかないと駄目じゃない？」
キョーが言った。
「探しに行くの？今から？
私、少し疲れちゃったんだけど……」
「Aが疲れるのも無理ないわね、
色々と想定外が起こったんだもの。
境乱、今から探しに行くの？もう夜よ？」
「確かにそうか……じゃあ今夜はどうする？」
少しの沈黙が流れた。
「家に泊まるか」
サンズが提案する。
「お前さんが殺したせいで誰もいないんで、
空き部屋が沢山できたんでな……」
サンズがキャラを睨んだ。
「……データをRESETすれば、
何もかも元通りになる。
RESETすれば異端が消えるかもしれない、
一切問題は無い、だって」
……RESET……？
ゲームなら、それって……
私がものを言う前に、キョーが言った。
「それなら嘘ついてまた殺戮できるじゃん」
確かにそうだ。
「小娘はLORDしても記憶が残るだって」
「小娘って言うのやめてくれない？」
小娘小娘言わないでほしい。
上から目線にも程がある。
「Aって呼んでって事？」
「うん」
「……分かった、だって」
でも、私が記憶してても、
私はただの人間だから、どうしようもない、
っていう事は……あ、無いか。
アルフィーがやってくれたしね。
「でもそうなると、僕達のやったこと、
全部無くなって、無駄になっちゃうんだね。
Aが予言者みたいになっても、
全て防ぎ切るのは難儀だもの……」
「確かにそうだよね」
もう一回なんて無理だ、精神的に。
「最後にSAVEしたのは？」
「ついさっき、戦った時」
どうしよう……
RESETしたら、全部消えちゃう……
「あれ……Aって、
SAVE、LORDを認知できるんだよね？」
「うん、そうだけど」
「それならさ、
Aも使えるんじゃないの？」
「……え」
「プレイヤーが二人いる状態って事」
「……プレイヤーが、二人……？」
「LORDを認知できるのは、
プレイヤーじゃないの？」
「……確かに」「そっか！」