後日談って人によるけど結構楽しみにしてる ページ19
「なんだい、随分シケたツラしてんねぇ」
「下痢シタロバミタイナツラシテンナ。イイ気味ダ小娘ガ」
「んだとゲロ吐いたブルドッグみたいな顔してんじゃねーぞ!!!」
「ヤンノカクソガキ!!」
「おうヨ表出ろコルァ!!」
「おやめキャサリン。神楽もカリカリするんじゃないよ。ほら、これでもお食べ」
「フーンだ。こんな飴で私が満足すると思うなヨ。おかわり」
「しっかり気に入ってんじゃねぇか」
営業前の『スナックお登勢』にて。
相も変わらず喧嘩するキャサリンと神楽を宥め、ころりと飴玉を転がすお登勢。既製品ではなさそうなそれをころころ舐め、おかわりを所望する大食漢に呆れたのはいつもの光景だ。
新八が家賃を支払い、ついでにツケを支払おうとすると銀時が力任せに待ったをかける。明後日新台入るんだよと言うが、その前に生活費入れろという話だ。ツケ支払ってもお釣りが返ってくるし、何より明日はスーパーの卵が安い。主婦力が高い新八VSパチンコ行きたい銀時の勝負は、ギャンブルの神が味方した。
「それで生活費増えなかったら本当にアンタの腎臓売り捌きに行きますからね」
「おや、ちょうどいいね。ついでに肝臓も無くしたらいいんじゃないかい。酒量が減るよ」
「ざっけんなやれるもんならやってみろや新八のくせに!!」
「んだとォ!? 新八舐めんな!! こちとら一より数字デカいんだぞ!!!」
何に対して張り合ってるのか分からないが、青筋立てて怒鳴り合う従業員と社長に酒瓶を投げつけ暴れるなと諌めるは女帝である。
顔面にもろにくらい、あてててとしゃがみこむバカを放置し、煙草に火をつけた。
「しっかし、アンタも懲りないねぇ。これで何度目だい」
「知るかよ。つーか俺はなんもしてねぇっつーの」
「銀ちゃんが足臭くて金に汚くてパチンコ好きでマダオで足臭くても女はなんで好きになるアルか? マダオだから? イケメン見すぎて違うの見たくなるから?」
「オイ、標準語で貶してんじゃねぇよ。あと足臭いってなんで2回言った。それとイケメン見すぎて違うの見たくなるってなに。銀さんイケメンだから!! 実写観てみろ!!」
「それを言うなら私だって1000年に一度の神楽ちゃんアル!!」
「あの、実写の話はいいですから。何年前の話ですかソレ」
「るっせぇなテメー、アフロで事件に巻き込まれてる大学生のくせに」
「そうだヨ。生意気に映画なんてやりやがってコノヤロー」
「それ僕関係ある!?」
そういえばそんなこともあったよね、ってこと絶対今じゃないタイミングで思い出す→←一難去るどころか一難背負って戻ってきた
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ワッフル魔神(プロフ) - 更新待ってました!これからも応援しています!更新頑張ってください‼️ (4月2日 20時) (レス) id: 144fda3ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pillow | 作者ホームページ:
作成日時:2024年3月27日 8時