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だいたいババアは年齢と共にキレる度合いが高くなる ページ1

______からり


かぶき町のとあるスナック。

女帝と呼ばれる老女と、まったく萌えない猫耳女と、美人だが実は機械(からくり)の看板娘がメンバーの『スナックお登勢』

本来ならば夕暮れ時から賑わい始めるその店に、早朝から足を踏み入れたのは銀色の天然パーマが靡く一人の(おとこ)

腰に木刀を差し、着流しを独特に着こなすその男の名は坂田銀時。

『スナックお登勢』の2階に住居を構え、何でも屋の『万事屋銀ちゃん』を営む社長である。


「おいババア、メシねーのかメシ」

「てめぇは家賃払えって言ってんだろうがァァアアア!!!」


こんな男ではあるが。

一応、社長なのだ。


「おはようございます、お登勢さん……」

「おはようアルババア……メシを……よこせェ…」

「おやおや、こりゃまともなもんろくに食べてないね。
アンタ達、昨日依頼入ってただろう。その金はどうしたんだい?」


よたよたと社長に続くのは、眼鏡の青年とピンク色の髪色をした少女。

その目は虚ろで、双方背中に地蔵でも乗せたかのような見事な前傾姿勢。

眼鏡の青年は万事屋の従業員である志村新八、少女は住み込みの従業員をしている神楽だ。

普段は有り余るほどの元気も、今はどこかへ旅立ったらしい。


「そ、それが……」

「金持ちの飼い猫とっ捕まえたはいいが、それが未確認の宇宙生物(えいりあん)だったらしくてよ。入局管理局通さずに仕入れたみてぇで、そっちの罰金にほとんど持っていかれたっつーワケ。ったく、わざわざ半日かけてコレだよ」

「へぇ、そりゃ災難だったね。

おら、食べな。どうせその依頼の報酬金目当てにしてたんだろう?」

「あ、ありがとうございます……もう、昨日から水しか飲んでなくて…」

「う、うぅ……何も食べてなくてゲロ吐きそうアル……」

「吐くんじゃないよ」


カウンターに出した軽い食事が瞬きの間に消え、それが全て神楽に吸い込まれた知るなり新八の手元の箸がへし折れる。


「オィィイイイイ!!! 勝手に食べるんじゃねーよ!! 自分のあるんだからそっち食べろよ!!!」

「この世は弱肉強食アル。気を抜けばあっという間にお前も食われるアルヨ」

「だからって僕のまで食べなくたっていいじゃないか……」


項垂れる新八の前に、ことりと汁物が置かれる。
また奪われないように咄嗟に器を掴み、椀の中身をかき込んだ。


「あ、美味しい……」

「だろう? 新入りの腕が良くてね、他の客にも人気なんだよ」

田舎出身とは言いつつ若干都会寄りのところ出身ですってつい言っちゃうよね→



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柏餅(プロフ) - 神すぎますゥゥゥ😭 (4月7日 21時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
わか - 原作を守りつつ良い感じにキャラと関わる位置にいる感じ!言いたいこと分かりますかね? (2021年7月31日 19時) (レス) id: 44294a6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
わか - こういう設定好きです!!キャラとのほどよい距離感というか、食堂で働いてます!とか、保健室の先生です!とか、 (2021年7月31日 19時) (レス) id: 44294a6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - めちゃくちゃ面白いです!続き楽しみにしてます!無理せず頑張って下さい! (2021年2月7日 12時) (レス) id: 2ebf8b6b93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pillow | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年1月29日 17時

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