甘いお城の中で (ページ5)

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第4話城の中ページ5

チェス戎兵「ご挨拶は終わりましたか？さあ、早く！ママが待っております！」

A「マ、ママ？ビッグマムのこと？」

チェス戎兵「左様でございます！A様もファミリーになるのですから、ビッグマムではなくママ、とお呼びください！」

A「………」

チェス戎兵「町を抜けて、城へ参りましょう！」

チェス戎兵につれられ、町の道ど真ん中を

歩いていく。たくさんの国民がこちらを見つめ

喋りかけてくる。

男性「フィンブル王国の王女様ー！ようこそ我がトットランドへ！」

女性「お目にかかることができて光栄ですわ！王女様！」

子供「お母さん、あの人、カタクリ様の奥さんになるんでしょ！？いいなー！」

老人「どうぞごゆっくりなさってください！」

どうやら、歓迎はされているようだった。

っていうかなぜ次男さんと結婚するって

みんな知ってるの！？←

チェス戎兵「今はA様とカタクリ様のご結婚の話でこの国は持ち切りなのです！」

なんか心読まれた！？←

A「そ、そうなんだ」

～城入り口前～

チェス戎兵「さあ！早く中へ！」

A「で、でか…」

うちの城も大きかったが、その倍はある。

ビッグマムっていうぐらいだし、相当大きい

人が中にいるんだから城も大きくて当然よね！

そう信じながらも城の中へ進む

～廊下～

A「…全部お菓子だ」

周りをキョロキョロしていると大きな扉の前で

チェス戎兵が足を止めた。

チェス戎兵「ここがママとカタクリ様、そしてご兄弟のペロスペロー様、スムージー様、プリン様がおられる部屋でございます！その他のご兄弟の方々は結婚式の準備でお忙しいため、また他の日に顔合わせを！」

A「こ、ここに…ビッグマムが…」

この扉を開ければ、ビッグマム海賊団の人たち

がいる。無礼のないように、気を引き締めてな

ければ。

チェス戎兵たちが重たい扉をゆっくりとあける。

部屋の中におそるおそる進むとそこには

沢山の綺麗な花が咲き乱れた明るい部屋だった

真ん中で大きな大きな丸い机が置かれており、

そこにいたのは＿＿＿

ビッグマム「マンママンマ～♪よく来たね～、A♪待ちわびたよ。」

カタクリ「………」

これから私は、どうすればいいのだろうか。