甘いお城の中で (ページ2)

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第１話私という者はページ2

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ここはフィンブル王国

平和で穏やかな

調和の国

祖竜族の血を引く王族は

大勢の国民に慕われていた

その末裔である私も

みんなに愛されていた

沢山の愛に囲まれて

私は幸せ

でもそれは

ぜんぶ幻になった

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A「良い天気…今日もこの国は平和なままね、さすが我が国！！」

どうもみなさん。私、Aっていいます。

この国の王女です。

…暇人です。

国王であるお父様と

騎士隊長であり王国で一番の剣士のお兄様

この二人の家族と、使用人たちでお城に

暮らしてます。

母親は若くして亡くなりました。

窓を開けながら一人の少女は笑う

A「早くお兄様を起こさなくちゃ！」

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～廊下～

A「お兄様！朝ですよ！」ｺﾝｺﾝ(ノック

A「お兄様！」ｺﾝｺﾝ

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A「お兄様！！！」ｺﾞﾝｺﾞﾝ((

しょうがない…

起きないのなら

直接、起こす

A「お兄様！ドア、壊しますからね！」

ドガァ！！！！(ドア壊す音)

ベッドに寝ているお兄様

やはりイケメン。

男前。

だけど朝に弱い

なので起こします

A「お兄様！起きてください朝ですよ！」

兄「…………」

A「"お兄様～！！"」(メガホン使用)

兄「………ん…うるさい…」

A「まだ起きんかこの兄は」

ならば…これをくらえ！

A「私のバイオリンを聞かせてあげます」

兄「えっっ！！」ｶﾞﾊﾞｯ！

A「ふへへ…起きましたね」

兄「A…」

A「朝☆ご☆は☆ん☆」

A「食べましょ♪(黒い笑み)」

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～大広間～

大広間では大きな机があり、そこで食事を

取ります。今日はお父様も一緒で、

楽しみにしていました。

A「じ～…(黒い笑み)」

兄「その…その黒い笑みをやめてくれないか」

A「黒い笑み？何のことですか(黒い笑み)」

父、兄「(・・;)」

父「…あのなA、いきなりなんだが、聞いてくれないか」

A「はい？」

兄「どうしました父上」

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父「A、お前を万国(トットランド)へ嫁がせることにした」

A「へぇ～そうなんですか」

兄「大変ですね」

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A「え！？嫁ぐ！？」

兄「え！？嫁がせる！？Aを！？」