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-三途side
Aが黒川組の奴らを撃ち抜いた後 Aの手はかすかに震えていた
それを本人は気づいてないようだった…
「A……どうした？手震えてんぞ」
そうAに教えてやるとAは自分の手を見て目を見開いていた
よくよく見ると額には汗が流れていて泣いていた
何があったかは分からないがAが苦しいというのは分かった
俺はいたたまれなくなってAに近づき体を優しく抱きしめた
「A――なんかあったか」
そう聞いてやるがAは黙ったまま動きもしない
「とりあえず帰るか……」
Aは声を出さない代わりに小さく頷いた
Aが後ろにいるか確認しながら工場の中に停めてある車に向かう
車に着いてからAはあれから喋らず……ただ震えているだけだった
アジトにつき俺はAより先に出て助手席の扉を開けAを出してやる……
「A……とりあえず今日はゆっくり休めな」
「ありがとうございます……」
答えたAの声はやはり震えていた
Aの部屋は俺の左隣な為部屋まで送ってやる…
Aは部屋に戻っていくまで ずっと体を震わせていた
Aを部屋に送ったあと俺は九井の部屋に行った
「九井―――じゃますんぞぉ…」
そう言いながら扉を少し雑に開けた
「お前…もっと優しく入ってこいよ」
九井は書類仕事を一旦中断させ俺の方に顔を向けた
「で？何の用だ？」
九井にそう聞かれた為 俺はAの事について話をした
俺の話を聞き終えてから九井は目を見開いた
「そうか……Aは部屋で休んでんだよな？」
「あぁ…」
そう答えると九井は
「ボスや鶴蝶達 呼んで話をすんぞ
だから、全員お前が呼んでこい……5階の第一会議室を使って話すぞ」
と言ってきた
「アァン？俺が全員呼んでくんのかよ！」
「俺は会議室の準備があるからな…じゃあ頼んだぞ」
「アァﾝ…ちょっ待てよ！！」
九井は俺の返事も聞かず部屋を出ていった
「あァ―――めんどくせぇな…マイキーを呼ぶのはいいけどブラコン兄弟まで呼ばなきゃいけねぇのかよ」
俺はその後……マイキーの部屋に行き状況を説明して来てもらうようにしてもらった
その他にはメールで送った
すると全員既読がついたのでまぁ来るだろう……
俺は会議室に先に向かった
―――――――――――
あの後,十分後には全員集まり定位置に座っていた
そして俺はマイキーに話をしていいと許可を貰った為…今日のAについてこと細かく説明した
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作者名：NOAH | 作成日時：2021年11月2日 1時
