ここで息をして [ハイキュー] (ページ3)

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The breath, that collapse. ページ3

僕はそんな日向の目を見れず遠くを眺めながら
答える

「日向が言う程、いいものでは無いよ」

日向はそれから興奮しながら色々な質問をしてき僕の代わりに月島君や山口君が色々と答えてくれた

すると何かを思い出したかの様に月島君は「あっ」と声をもらし日向を見る

「さっきさ神脳様にさバレー、一緒に入るみたいな話をしてたけど神脳様はバレーもうやらないってさっき言ってたけど」

その言葉を聞いて日向は先程までの笑顔を浮かばせた顔を少し歪ませ僕を見ると今度は月島君の顔を見て話す

「えっ?Aはおれとここでバレーを続ける為に来たんだよ…なんかの間違いじゃないの？」

「いや、でも確かにそう言ってたよ〜」

月島君は日向にそう答えると先程まで外していたイヤホンを再度つけ直した

日向はこちらを見て何度も聞いてきた

だが僕は何も答えられずただ真っ直ぐ日向を見つめた

すると急に日向は僕の胸倉を掴み涙目になりながら叫ぶ

「なんでだよ！！！A！？なんか答えてくれよ…」

「ごめん日向…」

それしか言えなかった…先程の騒ぎで担任が来てしまい日向は僕から離された

その後日向は担任に連れて行かれ職員室に僕は一応の為にと保健室に行かされた

何も怪我はなく帰された。
僕と日向のこの騒動は三年までひろがってしまっていた

今回のこの騒動は穏便に済ましてくれるとの事で親は呼び出されずに済んだ

教室に戻るとクラスメイトから大丈夫だったかどうか何があったのかなど色々なことを聞かれ僕は困惑した

「やめなよ！白川さんさっきあんな事があったばっかなんだしさ」

「君達すこしは落ち着いたら…」

それに気づいてくれた山口君と月島君がそう言ってくれてクラスメイトからの質問は一気にやんだ

「月島君、山口君ごめんね…」

「なんで神脳様が謝るの？元はあいつを刺激した僕が悪いしそういうのいいよ」

「うん…」

そう言うと月島君はすぐに自分の席に戻っていった

「白川さん！なんか困った事があったら何でも相談してね！俺とツッキーがなんでも聞いてあげるからね！！」

「ありがとう…」

僕はそこから日向に掴まれた胸元を少し服の隙間から見てみる

怪我はしていないが少し痣ができてしまっていた
日向の事を思い出すとそこが痛く突き刺されたように頭が痛くなる
まだ学校だというのに涙が出てきてしまいそうだった

本当に情けない…こんな事で泣いてしまう弱い僕ではいつまでも母さんの愛は貰えない

こんな自分が嫌になる……