【天月】涙の歌、星の歌【歌い手】

＊Melody15(回想)＊ ページ23

梨音side

友A「ねね、ちょっといい？」
梨音「うん、いいけど…。どうかしたの？」

友A「最近、Aとよく一緒にいるよね？」
梨音「う、うん。それがどうかしたの？」
友A「いやぁ、私ね、君のことが好きでさぁ。
Aと一緒にいるのが憎たらしいんだよね。

だからさぁ…


Aとはもう喋んないでくんない？
」


梨音「えっ…………。
いやだよ。やだよ。喋んないなんて嫌だよ。」
Aは、いつでも私の側にいてくれて、お互い相談にも乗りあって……人生で一番の友達だった。

友A「うーん、でも私が困るんだよね。それだと。
じゃあ、



みーんなで、あんたを虐めるよ？
いいの？

人生が台無しだよ？」

いじめ…か。

梨音「それでAを救えるの？
Aは何の被害にも合わなくてすむの？」

友A「まぁ〜…………いいわよ。それで。
Aはなーんの被害にも合わない。だけど、その分あんたがひどーい目にあう。それでいい？」

Aを、Aを救えるなら、私は虐められてもいいや……。

梨音「わかった。好きなだけやってね。」

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