【天月】涙の歌、星の歌【歌い手】

＊Melody9＊ ページ15

時刻は11:45。
待ち合わせ15分前です。

私は、駅前のカフェに向かっている訳なのですが……。


めちゃくちゃ緊張しています。
やっぱり人って第一印象が大事だし、そもそも天月さんに失礼なこと言っちゃったら…………。

不安だ。


そうしてるうちにカフェに着いた。

ｶﾗｰﾝ､ｷｲｨｨ……
中に入るともう天月さんが来ていた。

A「あ、待ちました?!」
天月「いいえ、僕もさっき来たばっかりですよ?」
A「あ、そうだったんですね!
よかったぁ……!」

天月「まぁ、とりあえず座ってください!あ、なんか頼みましょう？」
あ、何たのもう…

ミルクティ、オレンジジュース、ココア………。
どうしよう。


店員さんが来た…。やば、早く決めないと……。

A「じゃあ、私ココアで…」
天月「じゃあ、僕はコーヒーで。」

店員「かしこまりました。」


曲とか決めないとだよね。
A「曲とか、どうします?」
天月「うーん、個人的には『骸骨楽団とリリア』とか、『しわ』がいいですね。」

A「うーん…。でも、しわは歌詞太郎さんが歌ってたし………。」
天月「じゃあ、骸骨楽団とリリアにしますか!!」

A「わかりました!!えーと…いつ録ります？」

天月「菜月さんは、来週いつ空いてます？」

A「私は、土日ならいつでも!これでも一応学生なので平日は……。」



天月「わかりました。土曜日は僕、予定があるので日曜日で!
…っていうか……な、菜月さんって学生さんだったんですか…!?!」
あ、そういえばついったーでもニコ動でも年齢は言ってなかったか…。

A「はい。高校生です。」

天月「そうなんですか…!!
あ、なんか敬語だと堅いんで、タメでいいですよ？それに、『天月さん』じゃなくても全然大丈夫ですよ？」(ﾆｯｺﾘ

天月さんにタメ………!?
申し訳ないけど、そんな笑顔で言われたら……



断れないじゃないですか……。



A「わかりまし…わかった!!じゃあ、天月君って呼ぶね!私もタメでいいし、」

天月「うん!じゃあ、菜月ちゃん、これからよろしくね!
曲のMIXとかは全部僕がやるから…!!!
」

A「うん!
あ、メアド交換しない？細かいところもそこで決めれるし。」

天月「お、いいね！メアド交換しよう!!」



………………………………
(交換終わりました。)


A「なにかあったらそこにメールするね!」

天月君とメールで繋がれるなんて、嬉しいな…!

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