爆豪勝己ってやつの暴言日記。 (ページ10)

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ロマンスは空気を読んで。ページ10

ビーーーーーー

なるほど。自分の背後に氷を作って飛ばされないようにする…ってわけね。
壁ドンでも期待してんのか。

こちらに向かって放たれる大氷結。

風圧で壊して轟の近くまで風速の速さで迫る。

あいつは攻撃が大きい。その分、近距離は苦手なはず。

『…！！』

足元だけ凍らされた！？足首だけ凍らされたせいでバランスを崩して、こけた。

絶対これ足首くじいな。グキっていったもん。

『……でーも』

バリバリ

風圧で壊し最後の攻撃。ありったけの風圧で飛ばす！！！

けれど虚しくあたしの体は氷に包まれた。

『…あっつ！！！』

あ、氷を溶かしてくれているのか。

「わりぃ。やりすぎちまった。観客席まで運ぶ。」

え、これ姫様抱っこ？
いまロマンチックなムードだっけ？？

『いや、いいってそこまで…』

すると女子からの悲鳴と嬉声が聞こえる。

キャーーーーーーって。

『おい、あたしがあんたのファンに殺されるんだけど～。公開処刑なんだけど。どーしてくれんだよおい。』

「動けねえんだろ。運ぶ」

『そゆことじゃねーし…ま、サンキュ』

少しだけ、絵本のなかの姫様体験してみるか。