爆豪勝己ってやつの暴言日記。 (ページ29)

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恋愛映画あるある3 ページ29

ゴールデンウィーク初日。

あたしと轟は駅前で待ち合わせしてた。
轟が京都に行きたいらしい。暇だしついて行こーかなと。

『どーも。』

「あぁ。遅れてわるい。」

轟の格好もオシャレだな。さすがイケメン。

電車に乗る。轟の頭があたしの肩によりかかる。
肩死ぬって思ったけど起こさないであげた。

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京都。

あたしも実は「和」は好きなんだよね～これでも

まずは……金閣っしょ！！
そこで食べる金箔アイスまじ最高。お金持ちに慣れた気分だった。

昼めしは轟の好きなそばを食べて
(9割そば目的に感じた)

映画村やら、清水寺やら
午後は市内を観光した。

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『じゃ、ありがとね今日は。』

「おまえ、家で一人なんだろ？晩飯食ってけよ。」

正直お腹すいてたし、帰っても作るの面倒だったから、寄って帰ることにした。

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轟の家……

The Japanese Style豪邸かよ。

「おかえりなさ…え！？」

『あ、どうも。月城Aだす。』

↑ あ。噛んだはずかし。

「俺の姉だ。」

「轟冬美です、！焦凍、もしかして彼女！？」

あわわわわと、テンパるお姉さん。
ポーカーフェイスな弟とは対照的だな。

『ちがいます！！』

「いまはまだな…」

『今なんったおい』

『うまっ！！この餃子！美味しいですね』

「あら！ほんと！？」

「かわいい彼女連れてきたじゃない♡」

違いますっての。

『お邪魔しました。』

「家まで送る。」

『いや、いーよ。あたし強いし。』

「送るのは男として基本だろ。」

えっとなんて答えればいーの。

『…あざす。』

電車は人がそこそこ多かった。

「あそこ空いてるから座れよ。」

『ありがと。』

轟が座っているあたしの目の前に立ってつり革を持つ。

下アングルからでもイケメン。

『……え。』

乗ってきた乗客を見て目を見開く。
それは相手も同じ。

『爆豪……』

「なにやってんだてめぇら。」

獲物を捉えた虎のような目でこっちを睨みつけて言う爆豪。

「爆豪か。いま月城のいえに送っているところだ。」

そんな目を向けられるのにいつもと同じ涼しい顔で普通に答える轟。

なにこの修羅場

え？あたしの取り合い？？
嬉しいけどこえーよ。

「そうかよ。じゃあな」

あ、絶対付き合ってるって勘違いされたなコレ。