爆豪勝己ってやつの暴言日記。 (ページ27)

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ただいま。ページ27

爆豪はAからもらった箱をそっと開ける。

なかにはロック。という感じのチェーンネックレス。

ったく、俺がこんなんつけるかよ。

そう呟いた爆豪の声は震えていた。

「あぁ、それ頼まれたんだ。男にプレゼントとかしたことねぇからついて来いってよ。わりーな。爆豪」

切島が切なそうな顔でネックレスに視線を向け、つぶやく。

「あぁ。」

「みなさん、そろそろ戻らないといけませんわ。」

やおももがもう申し訳なさそうな顔でそう告げる。

「おれは……もう少しここにいる。てめぇら先に行ってろ。」

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爆豪は眠っているAの寝顔を見つめた。

いつ覚ますか分からない彼女の頬にためらいながらも、そっと手を当てる。

「また明日も来るからな。」

そう言って電気を消し、立ち去る。

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そう言って5日間。

爆豪は雨も日もめんどくさいと思っていても病室に通った。

うすうす、もうダメなんじゃないか、目を覚まさないんじゃないか。

そう思った爆豪は肩を震わせて泣き始める。

『うわ……泣いて、やがんの……』

「……！！！」

爆豪の顔が一気に晴れていく。

あたしはそっと、ゆっくりと目を開ける。まぶたは重く、まだ全部は開かない。

「…………！！」

爆豪があたしの首に両手をまわし、抱きつく。

それはプライドなんて捨てた、泣きじゃくる子供のようなかんじ。

「……よか…った！！おれはもうだめかと……おも、って、、あのとき、悪かった、、おれは、おまえを、、……」

『泣いてんじゃねーよ、爆弾魔』

あたしはとげとげしている頭をそっと撫でた。

「だまって、ろや。くそ……っが、、」

『やっぱおまえは頭も爆発してんだな。』

「しね」

しねーーーーーーーー。

同じ「しね。」でも、そういったあいつの顔は嬉しそうだった。