-base-俺が立つべき場所 3

静養 ページ23

「着いたよ、起きて！！」

　「お・・・熟睡してた(笑)」

　今日は優勝してビールかけをする予定なので(￣∀￣)
　車で送ってもらっていた。

　「んじゃあ、行ってくる！」

　「うん、いってらっしゃい(*´∀｀*)」


　
　・・・それにしても情けないカッコだな。

　球場の入り口の近くにある鏡を見てため息が出るくらい。

　
　病人顔だし、何よりも冷えピタが(笑)


―――――

　『ガチャ』

　「おはよーございます！」

　あ、純・・・びっくりしてる(笑)

　まぁ軽く事情を説明し、練習する準備をして机に突っ伏してたら、
　監督に医務室に行くよう勧められた。

　大丈夫だと言ったけど、無駄な体力は使うな、というのには納得できたから渋々医務室へ。

―――――

　「すみませーん・・・」

　「どうされました・・・って見たら分かりますね(^_^;)」

　「昨日からちょっと調子悪くて微熱あったんですけど、晩から上がっちゃって・・・試合まで休ませてください(ーー;)」

　「どうぞどうぞ(*´∀｀*)」

　点滴を打ってもらい、横たわる。

　「疲れと今流行ってる風邪でしょうねー 高熱と倦怠感が長引く風邪がはやっているんですよー(´・ω・｀)」

　「そうなんですか・・・」


　氷枕・・・冷たくて気持ちいいな・・・
　

　結構寝たはずなのに、ベッドに吸い込まれるように眠っていた。

―――――
　
　『ガチャ』

　ドアの開く音で、ふと目が覚める。

　「あ、起こしちゃったか、ごめんなー(^_^;)」

　「監督・・・」

　「試合1時間前だけど、具合はどう？ いけそう？」

　「めっちゃ楽になりましたっ(*´∀｀*) 完治したんじゃないですかねー？」

　「んなわけあるかっ！ ま、ちょっとは元気になったな(笑)」

　
　皆のところに行く途中で自販機を発見。

　気休めにはなるかと思い、栄養ドリンクを買って飲み干す。

　「ぷはぁ♪」

　

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