-base-俺が立つべき場所 3

絶体絶命 ページ22

＊松田のフルネーム：松田 陵介
　 松田の妻：松田 紗希

　「・・・け、りょうすけ！！」

　「ん・・・」

　「しっかりして！ 大丈夫！？」
　

　「ぇ・・・？」

　「めっちゃうなされてたけど・・・(´・_・｀)」

　「まじで・・・？」

　確かに汗びっしょりだし、少し息も上がっている。

　「薬が切れてきたのかなぁ(-_-;)」

　「起こしてごめんなぁ？ もう大丈夫だから、おやすみ(^_^)☆」

　「何かあったら起こしてね？」

　あ・・・だめだ・・・
　

　大丈夫とは言ったものの、天井がぐるぐる回っている。

　気持ちわるくなり、目を閉じる。

　起床まであと4時間。

　こんなのどうやって治すんだよ...

―――――
　
　『〜♪〜〜♪〜〜〜』

　朝か・・・

　「・・・具合はどぅ(´・ω・｀)？」

　「無理・・・やばい。」

　紗希の顔はぼやけて見えるし身体は熱いし・・・

　「今日・・・どうするの？」

　「行く、絶対行く・・・」

　慌てて身体を起こしたが、ふらふらする。

　「ぅ・・・」

　「うゎ、あっついねー 39℃越えてるんじゃない？」

　『〜♪』

　「貸してっ」

　見る前にとられた。

　「39.2℃・・・」

　「え、そんなあった？」

　「ほら。」

　「・・・はぁ。」
　
　「病院行く？」

　「いい・・・薬飲んでここで寝てる方が楽だから(ーー;) 動くのしんどい。」

　「分かった、じゃあ何か食べれそうなもの探してくる(｀・ω・)」

―――――
　
　数分の間にまた眠りにおちていた。

　「りょうすけー」

　「はーい・・・」

　「寝るなら薬飲んでからにして？」

　「あー、おっけーおっけー・・・」

　野菜ジュースとゼリーと薬を持ってきてくれていた。

　「これなら食べれるかなーと思って(*´∀｀*)」

　「食べれる食べれる(^_^)」

―――――

　「ん・・・」

　2時間ほどして、目が覚めた。

　薬を飲む前よりはだいぶマシになっている気がする。

　今日は朝のミーティングはないが、10時集合なので、そろそろ行かなければならない。

　『〜♪』

　「38.5℃かぁ・・・ まぁ朝よりはマシだ(^_^)」



　

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