【男性声優】せ.い.ゆ.うさん

大好物 ページ8

鈴木side



谷山「もっと呑んじゃえよ。」

「あはは、谷山さんもぉ。」









数分前まで爆睡していたコイツを紀章さんが見つけて、叩き起こして酒を飲ませようとしている。

酔っぱらってるせいで、頬は赤いし、目はとろーんとしてる誘ってるみたいなコイツに絡み酒の紀章さん。

………まずくねェか、この状況。









鈴木「紀章さん！コイツ、もう無理ですよ。」

前野「もう、迎えも来ますし………」









俺たちの制止も聞かず、ビールを飲み続けるA。

ふふふ、と上機嫌な様子だったのに、急に静かになる。









谷山「おい、どーした。」

「あのですね、谷山さん、。隙のある女は、嫌いですかぁ、」









うるうるした、すがるような目で上目遣いをするA。

無意識なんだろうが誘ってるようにしか見えないし、なんつーか色気を感じる。









谷山「ふふ、大好物。」









そう答えると紀章さんは、流れるような動作で頭を撫でてから、首筋に唇を寄せる。

その流れが流暢すぎて、止めるのが遅くなってしまった。

Aは頭が回ってないのか抵抗をする姿を見せない。









鈴木「紀章さん、ダメですよ！」

「わ！、んっ………………いて、！」

谷山「んぁ………。ふふ、きれいについた。」









唇が寄せられたところをみると、赤く跡がついている。

………完全にやられた。

翔太なんか顔真っ赤にしてるし、前野は羨ましそうに見てやがる。









谷山「覚えとけよ。」

「え、？何をぉ………？」

谷山「隙がない完璧防御のやつなんか、面白くねェの。
狙ってない感じが最高にかわいい訳ね、
だから、そんなんので悩むな。」









そうやって紀章さんが告げると、Aは満足した顔をしてコトっと寝てしまった。

紀章さんも満足そうに寝たAの頭を撫でいていた。









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いつも応援してくださる皆様、ありがとうございます。

酔っぱらいの時、小文字厨でぶりっこになってしまってごめんなさい！
↑これだけ謝りたかったんです、笑

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