彼氏の束縛に困ってます【斉藤壮馬】

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しかし、今回は見つかってしまったという訳だ。









*









斉藤｢仕事、これで終わりだよね？｣

｢う、うん。｣

斉藤｢帰ろ。｣









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ぱっと話すと、手をとって早歩きで歩き出す壮馬。

振り向いて、｢ごめんね｣と口パクで伝えると裕一郎は微笑んで手をふってくれた。



壮馬の早歩きが私には駆け足で、ついていくのが精一杯。



外にでてタクシーを捕まえると、そのまま押し込まれる。

住所をぱぱっと、伝えるとそのまま口を閉ざしてしまった。

手は繋いだままだが、無言で気まづい時間が流れた。









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｢……ね、ここ玄関！｣

斉藤｢黙って。｣









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玄関の壁に押し付けられると、そのまま荒々しく唇を塞がれる。


廊下に人がいたら聞かれてしまうと思い、肩を押して抵抗するが、そんなのお構いなしで続行する。

せめてもの抵抗で唇は固く結ぶと、一旦唇が離れる。









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斉藤｢口、開けて。｣

｢待って、話し_____んっ！！…ふ、……。｣









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ふてくされた表情で顎を捕まれて言われる。

｢話し合おうよ。｣と言いたかったのに、口が開いたのを見計らって舌が入る。




逃げても逃げても舌が絡み付いてきて、言葉にならない甘い声が漏れる。

背中に何か駆け抜けて、全身の力が抜けてしまう。

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