夜のカオ ページ5
「え、ちょっと!」
*
狭い試着室の空間で迫られて、逃げようもなく後ろの鏡に背中がつく。
身長が高くて、見下ろされてる視線に胸が高鳴る。
江口の手が頬を包むように下りてきて、親指で唇を撫でられる。
ふにふにと感触を確かめたと思ったら、急に顔が近づく。
*
「………んっ、」
*
急なことで抵抗なんてできなくて、しかも後ろは鏡で身動きが取れない。
外のガヤガヤしている音が遠ざかって、二人だけの空間のように感じる。
触れあうだけだったのに、だんだん深くなる。
*
「ん、………………ふ、っ………!」
江口「ん、………口開けて?」
「や、…ん!!ふ、ぁ……………………」
・
やだ、と言おうとしたら黙らせるようにキスをされる。
口内を侵食されている感じで、食べられてるみたいなキス。
また、スリットの入っている太腿を細くて長い指でスルスルと撫でられて、ゾクゾクする感覚が背中にはしる。
肩を押して抵抗した手も、いつも間にか力が抜けて力は無いに等しい。
そして、息が限界になって名残惜しそうに離れる。
*
「………な、なにやっての!ここ、更衣室!」
江口「キスだけで終わらせてやったんだから、感謝しろよ。」
*
最後までやるつもりだった、と江口は反省の色なし。
きーっと睨むが全然効いていないようだ。
*
江口「それ、めっちゃ似合ってるから………買ったら?」
「あ、うん………。そーする。」
*
さっきまでの意地悪の笑みじゃなくて屈託のない笑みで言われたら、買おうと思ってしまう。
カーテンから出ようとしたときに、悪魔な一言。
*
江口「今日の夜、覚悟しといて。」
*
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ましゅまろ - ふぅぁっすたぁぁぁぁぁ…(?)もう無理心臓どくどく…えぐぅ尊いよぉ…… (2022年3月24日 8時) (レス) @page26 id: 020804db55 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - ちょっとやめてくださいよ!が、えぐボイスで頭のなかに流れてきた。 (2019年5月25日 21時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
木綿(プロフ) - 菜々さん» なるほどです!続編も読ませて頂きました!楽しみにしています! (2019年5月15日 20時) (レス) id: c57b2ce0fd (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 木綿さん» ありがとうございます!!ずっと下書きのままにしてありましたので…続編でもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 夏來さん» 遅くなってごめんー!!まじで亀更新 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2018年9月4日 16時