【おそ松さん】死んだ俺は恋をする【カラ松】

第８話 ページ9

カラ松side

ひとりで勝手に焦っている俺を見てからAは口を開いた









あ｢誘拐....です。｣









カ｢....誘拐｣









あ｢私の体、今は真っ暗な箱の中にあるんです。
多分もう誰にも見つけてもらえない｣









カ｢....｣









あ｢カラ松くんは？｣









しんみりした空気に耐えられなくなったのか彼女は今度は俺に聞いてきた









カ｢俺は....｣









彼女の話を聞いた後だと自分が死んだ理由がアホみたいに思える









カ｢兄弟に...嫌われてるんだ。｣









｢あの家に俺は必要ない、そう思ったんだ｣









頭の中であの日の夜の出来事が思い浮かんだ
夕日の中を俺以外の５人が仲良く歩いて行く姿









思い出すだけで涙が溢れそうになる


その時ふわりと何かが俺の体を包んだ。

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