♪星のカービィ♪私のトリップ物語☆4☆

番外編 青色の髪 ページ4

ミルンは青メタから離れた場所にくると、急いで着ているジャケットを脱いだ。

ジャケットの色も青だからあまりわからないが、ジャケットはインクで濡れていた
後ろ髪が長く、一つに縛っていた為か、前髪よりも多くのインクが零れ落ちている

それを見て、ミルンは舌打ちをする。
そして静かに独り言をつぶやく

ミル「最近胸の痛みが無いと思ったらこれか・・・
毛先から溶けてる・・・
切れば大丈夫かな」

ミルンの言葉から察すると
髪が毛先から溶けてインクとなり、零れ落ちているようだった。

ミルン「この髪型・・・結構気に入ってたのにな」

そう言いながら、ミルンは自分のペンで、空中にハサミの絵を描きはじめた

ミルンが机から離れてから数十分後、やっとミルンが帰ってきた

ミルン「ただいま〜、ちょっと時間かかっちった〜」

青メタは長い間いなくなっていたミルンを怒ろうと、ミルンの方に振り向くと

ミル「ん？どした？まさか私に見惚れたか？」

そこには、長い髪を肩までバッサリと切ったミルンがいた

青メタ「お前・・・その髪どうしたんだ？」

ミル「これ？イメチェンだよイメチェン！メタちゃんが好きそうだな〜っと思ってな！」

ミルンは半分笑いながら答える。
青メタはふざけて答えるミルンに少し苛立つ

青メタ「真面目に答えろ。ついでに惚れるとか好きとか言うネタはやめろ腹立つ」

今日は少しふざけ過ぎて青メタの機嫌が悪い事にミルンは気がついたのか、おふざけは抑えめにして話し出した

ミル「いや、ただ単に何か書く時に髪が邪魔だなーっと思ってな」

そう言ってミルンは椅子に座り、インクで濡れた紙を捨ててまた作業をはじめた。
まるでこれ以上話しかけるなとでも言うように、無言で作業を続ける。

青メタは数時間後
ミルンから青メタってハゲだよなと言われるまで、話しかける事は無かった

もちろん、ミルンはもう一度殴られた。

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