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40、念願のスマホ! ページ3

マ 「先生、今までありがとうございました!」

彩 「ありがとうございました!」

私は今日、この病院を退院するの。

記憶が戻って、特に異常はなかったから、退院の許可をもらえた。

これで普通の生活に戻るんだ。

先 「いえいえ。彩さんもよく体と戦ってましたよ。よく頑張ったね。」

私は先生に頭をなでなでされた。

恥ずかしかったけど、嬉しかったな。

先 「いやぁ、でも、記憶が戻るだなんてね。そう多いことではないんですよ。むしろ珍しくてびっくりしてますよ。きっと思い出したいという気持ちが強かったんでしょうね。」

え、そうなの?

良かったぁ。

KZのこと忘れなくて。

私はもう一度お辞儀をして、病院から出た。

マ 「本当、良かったわね!無事退院できて!」

うん!

マ 「明日から学校に行けるわね。どう?行ける?」

彩 「うん、全然大丈夫!」

と、言った途端、原口希のことを思いだした。

う、学校に行くと会うなぁ・・・

でも、まぁ、翼と忍もいるし、何とかなるって!

ビクビクするな、彩!

私は前向きな気持ちになって、明日のことを考えた。

マ 「あ、そうだ。」

ママが急にそう言ってこっちを向く。

え、何?

マ 「この前は叩いたりなんかしてごめんなさいね。」

あぁ、私が事故に合う前のことかぁ。

まだ気にしてたんだ。

もう大丈夫だよ。

マ 「それでね、お詫びではないんだけど・・・これ。」

ママが手に持って差し出したのは、なんとスマホ。

彩 「これ・・・!!!」

もしかしてくれるの?

マ 「もう事故に合ったりしてもらいたくないの。皆が悲しい気持ちになるから。ね?だからちゃんと彩が安全だってわかるようにスマホ。あげるわ。よくよく考えたら秀明にも行ってて帰る時間が遅いんだし、もっと早くあげるべきだったかしら。」

やったぁ!!!

まさかこんな機会でもらうとは・・・

嬉しい!

マ 「けど、このせいで成績落とさないのよ?勉強しっかりやるのよ?いい?じゃなきゃ没収よ!あと、夜遅くまで使っちゃいけないことと、個人情報は他人にバラさないことと・・・・」

わわわ、ストップ!

わかったよ、ちゃんと約束守るから!

あ、そうだ。

KZの皆と連絡とかしてみたいなぁ。

よし、今度皆に声かけてみよっ!

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , シリアス , 後編   
作品ジャンル:泣ける話
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Honey(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます!これからもぜひ読んでください! (2018年12月23日 10時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 面白い!続きたのしみです! (2018年12月22日 16時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - ふぶきさん» ありがとうございます!後編もよろしくお願いします! (2018年12月22日 15時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - 続編、おめでとうございます。どうなるのか続きが楽しみです!頑張ってください。 (2018年12月22日 15時) (レス) id: e51245e093 (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - 愛さん» ありがとう、愛!頑張るよ! (2018年12月22日 14時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mirukuzery/  
作成日時:2018年12月19日 17時

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