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86、倒れたっ!? ページ18

翌日、いつも通りに学校に登校。


そしていつも通りに篠田さんと図書室で読書。


・・・・と思ってたんだけど、篠田さんの姿がない。


え、何で?


篠田さんは学校に来るのが早くていつも先に図書室に行き、読書を始めている。


だからびっくりしたんだ。


もしかして今日、学校休みなのかな。


それとも遅刻?


まぁ、そのうち来るでしょ。


そう思って読書を始めた。


HR(ホームルーム)の時間がもうすぐなので、私は読書をやめて、教室に戻ることにした。


ドアを開けようとしたら、勝手にドアが開いた。


わっ、何!?


ドアの向こうには篠田さんの姿があった。


えっ、篠田さん!?


「篠田さん、おはよう。今日は遅かったね。何かったの?」


篠田さんを見ると、とても顔色が悪かった。


すごく辛そうで、今にも倒れそうなほど。


篠田さんは何か言おうとしていたけれど、大きな音を立て、倒れてしまった。


篠田さんっ!!


私は飛びつくかのように篠田さんのもとに行き、何度も何度も名前を繰り返し呼んだ。


「篠田さん!?篠田さん大丈夫!?ねぇ、篠田さんっ!!!」


けど篠田さんはぐったりとしていて、話せる状態ではなかった。


どうしよう・・・・


そこに、朝練が終わった翼が図書室に入ってきた。


「アーヤ、そろそろHR始まるよ・・・・って篠田!?」

「翼・・・どうしよう。すごく顔色悪くてさっき倒れたの。」

「アーヤは先生呼んできて、早くっ!」


私は急いで先生を呼びに行った。


篠田さん・・・・大丈夫かな・・・・・


先生が2・3名駆けつけ、篠田さんを保健室に運んだ。


私と翼は一息ついた。


「篠田、アイツちゃんとした生活リズムが送れてないんじゃないか?」


えっ、何で。


「だってさ、アイツの親は仕事で忙しいんだろ。だったら家事は全部篠田がやるよな。いくら料理が上手くても、栄養バランスがちゃんととれてないと意味はない。だからさ、篠田は上手く生活できてなかったんじゃないか?」


そうかな・・・・


「でも、篠田がいなくなると何も情報を手に入れることはできないな。」


たしかに。


「若武には連絡しとくよ。」


ん、わかった。

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 後編 , 葉月   
作品ジャンル:泣ける話
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萌音 - 完結おめでとうございます! (2020年11月29日 9時) (レス) id: 75738b8618 (このIDを非表示/違反報告)
ゴールド - 完結おめでとうございます。凄すぎですね (2020年7月14日 17時) (レス) id: a978d9cb24 (このIDを非表示/違反報告)
氷麗 - 本当に感動しました!涙が出そうです! (2019年8月6日 17時) (レス) id: dceaffb367 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - ふぶきさん» 前々からコメントしてくださり、嬉しかったです!今まで読んでくださりありがとうございました! (2019年3月3日 18時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごく感動しました! (2019年3月3日 16時) (レス) id: e51245e093 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mirukuzery/  
作成日時:2019年1月30日 18時

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