36、やっとわかった真実 ページ39
女子 「え・・・KZ!?」
そこには6人の男子の姿が。
大っ嫌いな奴ら。
若 「おい、お前ら。あれは嘘だったってことか。」
上 「ふざけんじゃねーぞ。お前らの嘘のせいで、俺達は立花を裏切って、立花は交通事故に合って、記憶失って、散々振り回してくれたよな。」
若武、上杉君。
小 「アーヤを裏切った僕らが言えることではないけど、最低だね。嫌がらせをしてたあげく、嘘までついて。」
黒 「何が『悪いみたいじゃん』だよ。」
小塚君、黒木君。
翼 「君たちのことなんて、KZは大っ嫌いだよ。」
忍 「本当、最低だな。俺らもこんな嘘、早く気付けばよかったのにな。」
翼、忍。
全員・・・
大切な人だった。
けど、裏切られたんだ。
悲しかった。
苦しかった。
けど、今日。
やっと、わかってもらえた。
やっと、真実がKZに伝わった。
女子 「あの、これはね、ちゃんと理由があってね?あの・・・」
若 「理由ってなんだよ。お前らが嫌がらせしてたことは変わらねーだろ。」
女子 「そう・・だけど・・」
女子たちは戸惑う。
そんな中、1人、こう言いだした。
女子 「だって、悔しかった。一番KZと親しいのは立花彩だったから。たしかに、あんたの言う通り、私たちもKZと仲良くなればいい話だった。けど、その勇気がなかったんだよ。弱い人間だったんだよ。だからグループ作ったんだよ。全部、全部、あんたの言う通りだよ!」
『弱い人間』
私もそうだったのかもしれない。
いや、きっとそうだった。
女子 「だからもっと悔しくて、苦しめたくって、嫌がらせを始めた。やり始めたら、悩みもどっかに吹っ飛んでっちゃって、止められなくって・・・わかってたの。自分がいけないことしてるって。」
その女子は、目から涙がこぼれていた。
女子 「ごめんなさい。本当にごめんなさい。いくら謝っても謝りきれない。もう、こんなことやめる。やめるから。私、グループから抜けるから・・・」
1人の女子がそう言った後、他の女子達もこう言った。
「私も抜ける。立花さんごめんね。」
「私も抜ける・・・KZの皆さん、気付かせてくれてありがとう。立花さん、ごめんね。さようなら。」
「本当にごめんなさい。私も抜けます。」
続々と「抜ける」の声が。
私はポカンとしてしまった。
でも、あの子たちはきっと反省してくれてるんだよね。
良かった。
と、思っていられるのもつかの間だった。
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マイマイ - ものすごく面白くて、一気に読み進めちゃいました。頑張ってくださいね (2020年8月20日 16時) (レス) id: ff98810e28 (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - Kokone♪さん» あ、本当だ。ありがとう、教えてくれて。直しといたよ。 (2019年1月12日 14時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪(プロフ) - はーちゃん、5の、翼の言葉、『いるとやる気出ないし』なんだけど、『いないとやる気出ないし』じゃないかな? (2019年1月12日 12時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - ウサギさん» ありがとうございます!更新、頑張ります! (2018年12月16日 11時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
Honey(プロフ) - 心渚さん» うん、後編行くと思う・・・。 (2018年12月16日 11時) (レス) id: 75ace9b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Honey | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kokonehomupe/
作成日時:2018年11月12日 13時