涙と笑顔は知っている

１１、この時から ページ13

次の日の放課後、練習が始まったんだ。

私はマネージャーとして働くばかり。

小塚君と忍は私のお手伝い。

雑用係・・・かな。

若武たちは汗びっしょり！

サッカーってよく動くし、大変だよね。

小 「すごいよね、皆。」

小塚君がそう言った。

小 「汗、あんなにたらして・・・一生懸命頑張って・・・何か僕、情けないよ。」

たしかに、私もそうかも。

なんにもできてない。

学校でも・・・

忍 「別にいいんじゃない？サッカーだけで決めるなよ。小塚も研究とかよくしてるじゃん。」

忍の一言。

彩・小 「・・・ぷっ！あはははっ！！！」

忍って本当おもしろい。

天然だけど、良いこと言うよね。

私、ＫＺがいれば本当に無敵かもしれない。

こんなに強くなれるんだもの。

若 「休憩入れるぞー。」

おっと、休憩タイム。

皆にドリンクあげなきゃ。

彩 「はーい、皆、ドリンクだよー！」

『カシャッ』

・・・ん？

何か音がした。

翼 「どうしたの、アーヤ。」

気のせいかな・・・

彩 「ううん、何でもない。」

私はまだ、知らなかったんだ。

この時から事件は始まってたということがー・・・・

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