43話 ページ44
私たちはお弁当を食べ終えた後、S1に出場するユニットをどう決めるのか話し合った
とりあえず出場したいユニットは私かあんずちゃんに自己PRみたいな資料を出すというのは決まった
だから先生に報告しなければならない
先生を探しに学院内を歩き回っていると、目の前に椚先生が見えてきた
『先生！』
椚先生は私の方を向き、なんですか？と首をかしげた
『S1に出場したいユニットから自己PRみたいな紙を出してほしいので、今度の集会に言ってくれませんか？』
椚先生は眉間にしわを寄せた
何かおかしいこと言ったか？
椚「......もう授業が始まりますよ？」
本鈴が聞こえてきた
体がぞわっと震える。目の前の椚先生は明らかに怒っているような雰囲気だ
『す、すみません』
椚先生に腕を掴まれ、急いでくださいと引っ張られた
時間が管理できないプロデューサーなんていないとグチグチ言われる
教室の前まで運ばれ、睨んで帰っていった
『別にプロデューサーになりたいわけじゃ...うん？』
口からテキトーに出た言葉に自分でもびっくりした
ほぼ無意識で喋っていた
お前はプロデューサーに興味があってここに来たんだろ？と自分に言い聞かせる
今はまだ楽しくないからそう思うのも分かるけどね、という言葉も共に
少し髪の毛を整えながら中に入る
教卓にいる先生に軽く謝り、自分の席に着く
みんなの視線を感じるため、窓の外を見た
3-Aがサッカーをしている
あ、千秋先輩転んだ。珍しい
砂まみれの千秋先輩はそのまま急いで立ち、またボールを追いかける
ずっと笑顔だ
いいなぁ悩みなさそう
私もそんな感じに思われてるのかな
ふとそう思った
小さい頃からのガキ大将みたいな性格は今でもあまり抜けてなかった
やりたいことやって、挫折したらしたで別のをやり始めて、なんでも上手くいくと楽観的な考え方しかしなかったからか、
悩みなんてないと思われていた
確かに悩みはそんなになかったが、今はたくさんある
これこそ思春期か、と思いながらあくびする
ってことは千秋先輩にもあるのかな
あまり話したことないけど、良い人っぽいし私からレッスンを見に行きたいって言うのもありだな
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どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました！すみません…教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…？ (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます！『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです！！ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます！ (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜！ﾜｼﾜｼ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2019年5月2日 12時
