35話 ページ36
私たちはレッスン室に入り、暖房をつけた
敬人「前にも、お前が廊下を走ってたのを注意したことがあるよな?それを無視してまた走って曲がってきた人にぶつかった。覚えてるか」
そんな事もあったような気がする
あの時誰にぶつかったんだっけな...すごく痛そうにしてたな
英智「まぁまぁ...今回は仕方なく走ったんだし、許してあげなよ」
蓮巳先輩は英智を横目でチラッと見てため息をついた
『ほら、英智もそう言ってることだし』
敬人「その英智呼びは直す気はないのか」
いきなりなんだ
蓮巳先輩も敬ちゃんと呼ばれたいのか?
ちなみに私が蓮巳先輩と言っているのは、怒られそうで怖いからだ
敬人「先輩をつけないと他で困るぞ。関わる人全員がお前の事を親しく思っている訳でもないんだ。そして...」
えっと...またお説教モードかな
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放課後
英智「やあ、さっきぶりだね」
生徒会に呼び出された私は、また英智と対面した
『さっきぶりですね。英智先輩』
英智「おや、先輩をつけて、しかも敬語まで..よっぽど敬人の説教が効いたのかな」
もちろん今この場に蓮巳先輩がいるからつけている。いなかったら普通に接してた
背後から感じる蓮巳先輩の視線をこっそり睨み、また前を向きなおした
『それで要件は?この後用事が..』
資料を渡される
英智「2ヶ月後にドームでS1をすることになった」
いつもなら学院内でしているよな...ドームを借りてまですることなのか
『ドリフェスって様々な場所でいろんなユニット同士が勝負するって感じですよね?あんなたくさんのユニットをドームの舞台1つって足りないですよ』
英智「書いてあるよ?11のユニットしか出られないと。まぁ新しい取り組みだから成功するかは僕も分からないけどね」
見落としていた
11のユニットしか出られない。しかも決め方はプロデューサーたちで話し合うと書いてある
『結構難しいことを要求しましたね』
学院内で開催されるときに一般客として来る地域住民、近隣の学校の生徒たちがわざわざドームまで足を運んで来てくれるのだ
来てくれた人全員が満足できるユニットを選ばなければ意味がない
そして11のユニットのパーフォマンス力が全て高くないとお客さんは飽きてしまう
今日からでも仲直りして、話し合わないと間に合わないぞ...
『もっと早く言えなかったんですか』
英智「君が玲明学園にいるときに来たからね」
英智はちょっと意地悪そうに笑った
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どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました!すみません…教えてくれてありがとうございます! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…? (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます!『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです!!ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます! (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜!ワシワシ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どんぐり拾いたい | 作成日時:2019年5月2日 12時