魔女が、5 ページ7
キ「君達姉妹には本当に理解に苦しむよ。願いを叶えてあげたじゃないか。その代わりに君達には魔女に戦ってもらってる。何に問題があるんだい?」
貴「…お姉ちゃんが死んだ」
キ「リスクはある。それに、世界には何人もの人がいてそのうちの一人が死んだだけじゃないか。何をそんなに怒っているんだい?」
貴「………っ!!!」
私の目は血走っていた。
そして、気がつけば魔法少女に変身していて、インキュベーターを粉々にしていた。
敦「…っ!!Aさん、何もそこまで…」
キ「いきなり酷いじゃないか。無駄だってわかってるのに…」
貴「確かに、貴方がいなければ、お金持ちにならなくて幸せも金のせいで途切れていた…」
でも……それでも、
貴「私はお姉ちゃんと会いたかっただけのに…」
キ「魔法少女になったことを後悔しているのかい?」
貴「いいえ。お姉ちゃんの真実を知りたかったし、後悔なんてしてない。でもね、忘れないで。この世界に生きている何人もの命なんてどうでも良い」
そんなこと、私には関係ない。
貴「私はお姉ちゃんの命だけでも助けたかった。私の優先すべき事はそれだけだったから」
キ「ふーん、そうかい。なるほど。少しは理解したよ。それ故に残酷だね」
…世界はそういうものだ。
誰かの幸せを見たら誰かの不幸を見ることになる。
そして、いずれは自分にも。
世界は平等だと思う。
そうなるように出来ている。
貴「ちょっと、頭を冷やしてくる。インキュベーターはついてこないで。意味がなくなるから」
そういって、武装探偵社を出た。
暗い夜道を歩いていると、後ろから敦が来た。
敦「大丈夫ですか?」
貴「敬語じゃなくていいですよ。中島さんの方が年上なので」
敦「そう?じゃあ、僕のことも敬語じゃなくていいよ」
敦は何も言わず隣を歩いてくれる。
貴「優しいのね。回りにも好かれてるでしょ?」
敦「今はいい人達に出会えたからね。でも、前まで酷かったよ」
敦は孤児院の事を話してくれた。
敦「今は仲間がいるから、頑張れるよ」
貴「…そうだね」
月の光を浴びながら歩いていると前から黒い格好をした男が歩いてきた。
敦「お前は…芥川!!!!」
芥「人虎!!!ふっ、奇遇だな。今、僕が殺してやる」
…は???誰、この人?
芥「まずはそこの邪魔な娘からだ」
そういって、黒い物が飛んできた。
あぁ、これが異能力か。
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫鈴信@誤字ったら10分勉強します(白目)(プロフ) - 夜桜みるさん» はい!これからも楽しみにしていますね! (2018年10月2日 21時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜みる(プロフ) - 紫鈴信@誤字ったら10分勉強します(白目)さん» いえ!描いていただけて嬉しかったです!!これからもよろしくお願いします!! (2018年10月2日 21時) (レス) id: a3d52b98be (このIDを非表示/違反報告)
紫鈴信@誤字ったら10分勉強します(白目)(プロフ) - 夜桜みるさん» こちらこそ描かせて頂きありがとうございます!こんな絵で喜んでもらえるだなんて…本当良かったです! (2018年10月2日 17時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜みる(プロフ) - ありがとうございます!早速、はりますね!! (2018年10月2日 0時) (レス) id: a3d52b98be (このIDを非表示/違反報告)
紫鈴信@誤字ったら10分勉強します(白目)(プロフ) - 遅くなってすみません!夢主ちゃんが描き終わりました!http://uranai.nosv.org/u.php/novel/shion203045/に載ってあります!駄目だったら「糞みたいな絵を将棋部たった一人の女子がのせます」と検索お願い致します (2018年10月1日 18時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜桜みる | 作成日時:2018年9月4日 15時