図書隊の桜は稲嶺司令の孫！(ニューバージョン)

０１３ ページ17

お風呂で…

柴「まさか忘れてたわけじゃないわよねー」
貴「まさかねぇ」
郁「そーいうわけじゃ…」
　「ただ、いろいろあったから考える暇が…」
貴「そろそろ返事してあげなきゃかわいそーだよ？」
柴「あんた、この前、報道ともめたんでしょ」
　「その時なんか言ってこなかったの、手塚」
貴「なんか言ってソー」
郁「ないこともなかったけど」

郁、回想中、だな

柴「その騒ぎの時、堂上教官に抱き着いてたって、ホント？」
貴「まじで？」
郁「〇×△□＊◎☆♬♪♨‼！？」
柴「あれ？抱き着いたんじゃなくて、抱きしめられたんだっけ？」
貴「そうなの？」
　「堂上君やるぅ！」
郁「ちがっ」
柴「もちきり噂よ？」
　「まったく、あたしを差し置いて、教官と噂になるなんてねー」
　「堂上教官もねぇ、あたしの告白は流したくせに。」
　「あたしはもう出るけど、美桜と笠原は？」
郁「まだ…」
貴「私は、もう上がるよ」
柴「じゃ、お先〜」
貴「私も、お先にっと」

貴「ねぇ麻子、ホントに堂上君に告白したの？」
柴「ほんとよ？」
　「それよりか、あんたはどーなのよ？」
貴「何が？」
柴「何が、じゃないわよ！！」
　「森下二正との関係はどうなんですか？？」
貴「幼馴染、だけど…」
柴「でも、森下二正、あんたが笠原と一緒に外出てるって知った時、堂上教官と同じくらいのスピードで、外出て行ったらしいわよ」
貴「そうなんだ、今度、お礼言わなくちゃね」
柴「この子には何言っても、伝わんないなぁ」

麻子が言ったのは、どういう事かなぁ？

気になっていたけど、あえて聞かなかった。

この次の日、郁は、手塚君からの告白を断ったらしい。

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