第378話🦇お味はいかが? ページ43
*ミラ side*
「「「「「「いただきまーーす!!」」」」」」
いつものように声を揃えて手を合わせた先生たちは、早速アタシ作の“まっふる(略称)”に
ドキドキしながらその様子を見守っていると、先生たちはカッと目を見開いて揃って告げた。
「「「「「「おッ……―――美味しい!!!」」」」」」
「ホ、ホンマですかッ!?」
想像以上の好リアクションに、アタシは思わずガタッ!と立ち上がって身を乗り出す。
「ふいっ、本当ですよ〜」
「とっても美味しいわぁ♡」
「いや〜、いったいどんな代物が出てくるかとワクワク……じゃない、ヒヤヒヤしてたけど。これは文句ナシで美味しいよ!」
グッと親指を立てて笑ってくれたダリ先生に、アタシは嬉しくなって顔を輝かせる。
「よ、良かったぁ……!! ちょーっと焦がしちゃったりもしたんですけど……」
「全然大丈夫だって! カレー爆発未遂事件と比べたら、すごい成長だよ!!」
「ロビン先生、実は根に持ってます??」←
なんて軽口も叩きつつ、アタシは先生たちに喜んでもらえたことに心底安堵した。
「この調子で、明日の夕食もお願いしちゃおっかな〜?」
冗談混じりにそんなことを言ったロビン先生に、アタシは「あー……」と微妙な反応をしてしまう。
「あのー……すみません。それは、できないですね……」
「えッ?」
アタシの返答に引っかかりを覚えたのか、ロビン先生だけでなく他の先生もアタシを不思議そうに見やる。
その視線を浴びつつ、アタシは意を決して口を開いた。
「―――そろそろ……帰ろうと、思いまして」
第379話🦇この場所でもらったモノ→←第377話🦇完成!!!
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年9月11日 21時