【魔主役】鏡使いの悪魔学校生活:VOL.6【魔入間】 (ページ34)

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第273話🦇廊下での再会ページ34

*ミラ side*

驚くことに、シャオロンとウツの破顔殺法対決は放課後になっても続いていて。(トントンは途中で飽きてやめた)

現在進行形で教室内で続行しているのだが、アタシは一目でも見ると腹筋が死ぬことが確定していたので、仕方なく廊下でその勝敗を待つことに。

暇やなー……なんて思いつつス魔ホ内の写真を適当に眺めていると、聞き覚えのある声に名前を呼ばれた。

「あッ、ミラ！」

「ん？……あー！ロボロやん！」

顔を上げるとそこには、以前師団(バトラ)探しをいろいろ手伝ってやったロボロが居た。

「どう？あれから師団(バトラ)探しのほうは」

「今は、ある師団(バトラ)に絞っていろいろ調査してるとこやねん！……ていうかそもそもその師団(バトラ)って、あんさんの所属してるとこなんやけどな」

「へー、そうなんや。……………え？？」

サラッと衝撃の事実を述べたロボロに、アタシはキョトンとする。

「え、アタシの所属師団(バトラ)って……我々師団(バトラ)？」

「せやで。俺の兄貴分が見つけてくれて知ったんや。まぁ、まさかミラの所属してる師団(バトラ)とは思わんかったけど……」

うちの師団(バトラ)、って……全然ロボロの希望にそぐわんやん？大丈夫なんやろか……。

「……まぁ、アタシ個人としてはいつでも大歓迎やから」

「ありがとう。ま、調査を進めれば進めるほど多大なる不安を感じてるんやけどな……」

うん、でしょうな。←

「ところで、ミラはこんなとこで何してるんや？」

「あー、実は＿＿＿」

状況説明をしようとしたその時、背後の教室がなぜか勢いよく爆発した。

「どわぁぁ!?!?!? ビックリしたぁ……！！なんで教室が爆発すんねん!?」

相変わらずデカボイスのロボロをよそに、教室を覗いて見ると……見事に4人仲良く撃沈していた。

「おっかしいなぁ〜……アイツら、破顔殺法してただけのはずやのにw」

「なんで破顔殺法で教室爆発まで至るねん……。しかもあの連中、我々師団(バトラ)のメンバーやし……ますます不安になってきた」

溜め息をつきつつも、ロボロは気を取り直したようにアタシのほうを向く。

「ま、しっかり調査してから見学行かせてもらうから。そん時はよろしくな」

「オッケー。楽しみに待ってるで♪」

モクモクと爆煙が上がる教室を背に、アタシはロボロを見送るのだった。