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第251話🦇壮大な技 ページ12
*ミラ side*
「先生！！」
バッ！と手を挙げて声を発したのは、後ろの席に座っていたゾムで。
「トイレ行ってきていいっすか！」
「ああ……いいだろう。廊下は静かに歩くように」
「あざっす！！」
先生に許可をもらって後ろのドアから出ていくゾムを見送りながら、シャオロンとウツは
「アイツ…まさか……！！」
「ああ、間違い
「「トイレの個室で仮眠をとる気だ……！！」」
いや、2人で盛大にハモってまで言うことか？？
「俺、次からゾムのこと“ウンコマン”って呼ぶわ……」
「小学生かw」
「シャオちゃん、さすがにそういうのは良くないと思うの……」
3人で小声で
「戻りましたー」
「「えッ、早ッ!?」」
あ、またハモった。さすが腐れ縁、息ピッタリやなぁ。
「お前、
おい待て何やねん“ダイベンジャーズ”ってwwww 壮大な名前すぎるやろwww
まさか、今までのにもそういう技名付いてたんか……!? ヤバイw想像しただけでめっちゃ笑えるww
「ちょいスッキリ」
濡れた顔をハンカチで拭きながら、ゾムは自分の席へ戻っていった。
「クソッ……俺らへの牽制も完璧か」
「賢い男だぜ、ゾム……！」
アカン、2人の真剣さが逆に笑える……なんでたかが居眠り対策の話でここまでガチになれるんやwww そういうとこちょー好きww←
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年8月22日 9時
