第247話🦇戦争開始 ページ8
*ミラ side*
そして翌日―――午前最後の授業は、大半の生徒がソワソワしていた。
無理もない。今日から、あの黄金の
数量限定ということもあり、もはや早い者勝ちというこの状況……ソワソワしないわけがない。
かくいうアタシの隣に座っているトントンも、さっきからソワソワしまくっている。おもろw
「それでは、今日の授業はここまで___」
担当のモモノキ先生がそう告げると同時に、授業終了のチャイムが鳴り響く。
刹那、生徒たちが一斉に席を立って猛ダッシュを始めた。
「いやトントンはっや」
翼を広げて悠々と飛びながら、トップに躍り出たトントンをス魔ホに収める。
とその時、後方から悲鳴が上がり始めたので何事かとそちらに目を向けた。
そこには、処刑玉砲用のボールを運ぶカゴに乗って爆走するシャオロンの姿が。
「ガチやんアイツwww」
そのまま滑走していったシャオロンは、トントンに狙いを定めてボールを投げた。
しかし、その玉がトントンに当たることは無く……奇跡的なバウンドをした結果、シャオロンの顔面に当たって自滅した。
「あっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!wwwww」
奇跡的な自滅シーンをス魔ホに収めながら、アタシは腹がよじれるほど大爆笑した。
コwコレ絶対先輩らに見せたろww
そう心に誓いながら、アタシは先を行くトントンを追いかけるのだった。
98人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月22日 9時