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第197話🦇男ってやつは ページ6

*ミラ side*

「次コレ食おうぜ! 食物師団(バトラ)夜鬼鼠破(ヤキソバ)!」

師団(バトラ)披露(パーティー)の地図を見ていたシャオロンがそう言った瞬間、トントンが目の色を変えて一気に駆け出した。

アタシの腕に抱かれていたトンも、トントンとまったく同じ形相で飛んでいく。

「食い散らかす気満々やん」

「常識悪魔(じん)崩れるのはっやwww」

アタシたちの反応も耳に入っていない様子で、トントンは食物師団(バトラ)へと突撃した。

「すみません!! 鬼盛り20人前くださ___」

「それください」

あ、イルマやん。トントンより先に20人前完食してしもた……マジでブラックホール胃袋やな。

けど、タイミングよw あーあ、トントンもトンも落ち込んどる……さすがにかわいそ。

去っていくイルマを悔しそうに見送るシャオロンをよそに、ウツがトントンをポンと叩く。

「元気出せよトントン。僕が、夜鬼鼠破(ヤキソバ)なんかよりもっとテンション上がる所連れてってやっから……」

「……テンションが上がる所……?」

「おう、こっちだ」

なーんか予想つくの、アタシだけかな……??



ー*ー*ー*ー



ウツがみんなを連れてきたのは、サキュバス師団(バトラ)の誘惑カフェ。うん、やっぱりな。←

「ハァ〜……アタシこういうの興味あらへんし、適当に回っとくわ」

「ごめんな〜ミラちゃん。また後で連絡するね♡」

「はいはい」

3人を誘惑カフェに押し込みながら手を振ってくるウツに適当に応え、アタシはチラリとカフェの中を一瞥(いちべつ)する。

そこには、かわいくて綺麗な女子生徒たちがたくさん居た。

「……やっぱ男は、ああいう女のほうに行くんか」

諦め混じりに独り言をこぼし、アタシは逃げるようにその場から離れた。

第198話🦇ド直球宣言→←第196話🦇前夜祭、開始



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わらび - レッツゴー怪奇団・・・? (2023年1月30日 15時) (レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀`*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます!これからも読ませていただきます! (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます!! いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀`*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます!応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月8日 18時

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